少し前の話になりますが、「これは! 読者の皆様にお伝えしなければ!」と思ったことがあります。
私個人の熊野三山は、熊野本宮大社、飛瀧神社、玉置神社です。
関西に住んでいた時は、神様霊能力を磨くためにせっせと通いましたし、
東京に引っ越してからも何度も行っています。
数にすると、約30回、参拝しています。
で、この三社に、友人と一緒に行きました。
この時、私は同行のお願いのための参拝でした。
取材ではなく、お願いするだけですから、誰かと一緒に行って会話ができなくても問題なかったのです。
まずは、那智大社に行きました。
石段を上がって、境内に入り、拝殿を見たら……
なんと、巫女さんが舞いを舞っていました。
神楽鈴を、シャンッ、シャンッ、と鳴らしつつ、優雅な舞いを披露しています。
ええーっ! 初めて見たーーー! と驚きました。
私は、那智大社で祈祷に出合ったことは一度もありません。
30回も行っていても、です。
鈴の音が爽やかで、心が洗われるような祈祷でした。
飛瀧神社では、ありがたいことに水量の多い日だったので、しぶきが思いっきりかかりました。
熊野本宮では、境内に入るところで、異常に長い飛行機雲が出現しました。
こんなんあり? というくらいクッキリと長く、こんなに長いのを見たのは生まれて初めてかも、と思ったくらいの長さだったのです。
で、本殿でご挨拶やお願いをし、私のほうが先に終わったので、後方で待っていました。
友人がご挨拶と長いお話を終えて、くるりとこちらを向いて、歩いてこようとした時でした。
本殿の、ちょうど真上を!
飛行機が、ちゅいーん、と飛んでいたのです。
ええーーーっ? ここって航空路だったん?
と、これまたビックリしました。
30回参拝して、初めて見た~! という珍しさです。
歓迎のサインに関して言えば、私ひとりだったら、神様は直接声をかけてくれます。
「よく来たな」
「元気だったか」
という感じで、ニコニコしている神様との会話で、歓迎されていることがわかります。
なので、わざわざ現実界でのサインを見せてもらうことはありません。
けれど、見えない、聞こえない人には、ハッキリとわかるように、こうしてちゃんとサインをくれるんだなぁ、とあらためて思いました。
きわめつけは、熊野本宮の神様の、神域を車で走っていた時に、
なんと! 車の直前を、猿が横切りました!
ちょうどカーブだったのでスピードを落とした時に、左側から右側へと、猿が走り抜けたのです。
あ! 猿だ! と、そこで停止するくらいの速度に落としました。
猿は道路の端から、じぃぃーっと、こちらを見ていました。
わかってるか? 歓迎のサインやで? と確認しているようでした。
しつこいようですが、30回通っている私ですら、猿は一度も見たことがありません。
というか、熊野の地域にも猿がおったんや~、と思ったくらいです。
他にもいくつかの歓迎のサインがあったのですが、神様が見えない、神様の声が聞こえない人には、神様はこうして、律儀に、歓迎のサインを示してくれるのです。
私は、この三社の神様に目をかけてもらっています。
しかも、せっせと通って30回も行っています。(←しつこい〜。笑)
けれど、その私でも、見たことのないサインだらけでした。
「うわ~、これって、見せてもらえるのはすごいことなんだ!」
と〝実感として〟わかりました。
サインを見たら、大喜びしないともったいないな~、とも思いました。
「あ、猿だ。ここって猿がいるところなんだ〜、ふ~ん」で終わらせると、本当にもったいないです。
どれだけ歓迎されているか、その度合いがわからないかもしれませんが、
私がまだ神様霊能力が低かった時に、歓迎のサインを見たら、「バンザイ」をして大喜びしていたのは正解だった、としみじみ思いました。
歓迎のサインをもらったら、それは神様が心から参拝を喜んで下さっている、ということです。
「まさか、私なんかが……」「勘違いかも……」と、遠慮したり謙遜したりすることなく、素直に受け取らないともったいないです。
ちなみに、一緒に行った友人は体調不良で、ぐったりしていましたが、
飛瀧神社の舞台で、これでもかというくらい、しぶきがビシャビシャとかかったおかげで、滝の前を離れる頃にはスパッと元気になっていました。
やはり、熊野三社の神様のパワーはすごいです。