今日、参拝した神社は、由緒ではご祭神が某神様になっていましたが、大天狗さんがご祭神として鎮座していました。
境内に入る手前から、天狗の神社だ、とハッキリわかりました。
というのは、境内のあちこちの木に、大天狗さん(眷属)が立っていたからです。
木のてっぺんに立っている大天狗さんたちは、思い思いの方向を向き、遠くをじっと見つめていました。
同じ方向を向いていないのです。
各自、好きな方角を見ていて、勝手に修行をしてます、という雰囲気でした。
パッと見た時に、この写真の、中央にある木にいた大天狗さんが「強そう!」と思いました。
でも、よく見ると、その向こうにある、枯木のような、葉がすべて落ちている木にも、大天狗さんが立っているのです。
おぉ〜、あっちのほうが迫力あるなぁ〜、と見ていて、
「見た感じ、てっぺんに立つのは、枯木っぽいほうが難しそうだなー」と、ひとりごとを言うと、
「そうだ」と、ご祭神が気さくに答えてくれました。
「え? 本当にそうなのですか?」
「うむ。だから、少しだが、(枯木っぽいほうに立っている大天狗さんのほうが)神格が高い」とのことです。
へぇぇぇ~! ですね。
葉っぱのあるなしによって、難易度が違うみたいです。
で、神格が高いほうが、難しい木に立っているのです。
面白いですね。
格が微妙に違うということで、参拝中に何度も見上げましたが……
おふた方とも、はるか遠〜〜〜くを見つめたままで、私の相手にはなってくれませんでした。