どんな夢を見たら、自分が見えない世界で修行をしているとわかるのか……。
これがですね、けっこう難しいです。
というのは、判断するものが〝夢〟だからです。
「これは修行している夢だ!」と明確にわかればいいのですが、最初はそのようにうまく見ることができません。
うまく見るコツを先に言うと、重要なのは、自分が見えない世界で修行をしている、そこに気づくことです。
気づいたら、自覚をします。
すると、修行系の夢かな? という「修行を表す夢」を見る回数が増えていきます。
回数を重ねれば、「これは修行内容だ」と、わかるようになりますし、その内容も細部までよく見えるようになります。
先にお断りしておきますが、これは、1年とか2年とか、短期間であっという間に「ハッキリわかる」ようにはなりません。
私もそうでした。
人によっては、修行自体がゆっくりとしたペースですから、時間はかかると思って下さい。
けれど、見えない世界で修行中であると気づけば、時間はかかるかもしれませんが、ちゃんと徐々にわかっていきます。
初期の頃は、どんな修行をしたのか、それがすべて理解できるような、長々とした夢を見ることはありません。
慣れてきたら見ることもありますが、初期の頃は難しいです。
そこでヒントとして言えるのは、
「空を飛んでいる夢」は、あちらの世界で修行をしている夢だと思っていい、ということです。
あちらの世界で、次元や時空を超えた場所に行くための交通手段はありません。
「自分で行く」しかないのです。
馬車や車に乗って行くのではなく、鳥や雲に乗るのでもなく、一瞬でワープするのでもありません。
自分で行きます。
しかし、行くところは、次元や時空を超えた場所ですから、「歩いて行く」のではなく、「飛んで行く」わけです。
実際は、「飛んで行く」という表現はちょっと違うのですが、でも、人間の感覚で言えば、一番近いのは「飛んで行く」ということになります。
それで、空を飛ぶ夢を見ます。
私は、飛ぶ練習をするところから見ましたが(繰り返し見ました)、練習は1回しか見ないという人もいると思います。
もしかしたら、飛ぶ練習は一度も見ない、という人もいるかもしれません。
そこは前回も言ったように、本当に、人それぞれなのです。
体ひとつで飛べるようになる練習をするのですが、
これも、人によっては、「夢」の中で、背中に翼がついているかもしれませんし、もしかしたら、鳥になった自分、という夢を見るかもしれないです。
それは〝脳〟(思考)が、介入しているためです。
「体ひとつで人間が空を飛べるはずがない」という考えから、夢を合理的にしているのです。
どんな方法や姿でも、空を飛ぶ練習をしている、という夢を見たら、ここから見えない世界で修行を始める、ということですから、喜んでいいです。
練習ではなく、すでに「飛んでいる夢」を見たら、修行は始まっていると思われます。
どちらも、神仏霊能力がある程度のところまできた、見えない世界での修行をするところまでレベルアップしている、ということを意味しています。
ちなみに、見えない世界で修行を開始しているのだけれど、空を飛ぶ夢は一度も見ない、という人もいます。
見たけど忘れている、というパターンもありますが、夢に反映させていなかった可能性もあります。
というわけで、空を飛ぶ夢を見なかった人が、見えない世界で修行中だと判断するための、その他の夢はどのようなものがあるのかと言いますと……
これが、ひとことで言うのが、非常に困難で……
私の体験を参考にしてもらうとわかりやすいかもしれません。(『神様仏様とつながるための基本の「き」』という本にいくつか書いています)
同じような夢を見た、という方は、修行をしていると考えていいです。
見えない世界での修行は、時代を超えてはるか大昔に行ったりします。
地球創成期も見に行きます。
ありえないほど強烈な複数の火山が噴火するのを見たり、私はその後の地球で、「ひ~え~」というほど、でっかいシダを見たことがあります。
もちろん、日本だけでなく世界中をあちこちまわります。
悪魔祓いのようなスピリチュアル体験もしますし、宇宙空間へ行くこともあります。
そして、このような修行は、〝絶対に〟ひとりですることはありません。
〝必ず〟指導者がついています。
ですから、どこに行ったのかという場所や内容は覚えていなくても、指導者がいて一緒に行動した、という夢だったら、修行系の夢です。
その指導者の顔や姿は見えなかった、見たのに覚えていない、となっても、指導者がいた夢は修行をしたことを表しています。
というわけで、見えない世界で修行をしているのを知るヒントとして、あれこれと書いてみました。
前述したように、自分は見えない世界で修行をしているのだ、と気づくことが大切です。
そこを自覚すれば、「わかる」ことが増え、視野が広がっていきます。
これは、神仏霊能力講座の中級クラスに位置するものです。(『おみちびき』という本に初級クラス編を書いています)
ですから、短期間で達成できるものではない、ということもつけ加えておきます。