今回は、「それは勘違いですよ~」ということについて、説明をしようと思います。
「識子さんは、神仏に守られていて、幸せそうで……うらやましいです」
という内容のメッセージをたまにもらいます。
えっとですね、〝私だけ〟が、神仏のおかげで、特別に幸せ、ということはありません~。
皆様と一緒です。
書いていないだけで、つらいこともありますし、悩むことも、落ち込むこともあります。
体調が悪い時もありますし、もちろん、いろんなことで失敗することもあります。
けれど、私には神仏が見えるので、守ってもらっていることがわかります。
たとえば、1月11日に書いたようなエピソードです。
スーツケースをヤタガラスさんが守ってくれた、というお話を書くと、私だけが、特別に守ってもらっている、と考えてしまうかもしれませんが……違うのです。
皆様も同じです。
私はたまたま、神仏が見える霊能力が発達しています。
なので、ヤタガラスさんがスーツケースをつかんでいたお姿が見えました。
「神様はここまでして、お願いを聞いてくれるんだ~」と気づき、涙したというわけです。
もしも、私がまだ、神仏を見られるほど霊能力がレベルアップしていなければ、このエピソードはちょっと違ってきます。
預けたスーツケースが、到着した空港で出てくるのは、当たり前のことです。
ですから、スーツケースが出てきたのを見ても、ヤタガラスさんが見えていなければ、何も感じなかったはずです。
仮に「ロストバゲージになったら困るな、大丈夫かな」と心配していたとしても、スーツケースが出てくれば、それは当然のことなので、「ふ~、よかった」くらいにしか思わないと思います。
実際は、ヤタガラスさんが守ってくれたのに、です。
見えなかったら気づかない、というわけですね。
神仏を信仰している、たまに神社仏閣に行く、という方は、あちこちでご縁をいくつもいただいています。
その神仏が、あやうくロストバゲージになるところを助けてくれても、見えていなければ、気づけないのです。
気づかなければ、そのように手厚く守ってもらっていることがわかりません。
なので、自分はそこまで守ってもらえていない、と勘違いをするわけです。
私も、神仏が見えなければ、まさかそこまでして守ってもらっているとは思わないため、
スーツケースが到着空港で出てきても、それは当たり前のこととして深く考えなかったと思います。(他の多くの乗客のスーツケースもしっかり出てきているからです)
皆様は、この状況と同じです。
神仏が必死で守っていても、見えない、聞こえない、ということで、気づいていないだけなのです。
人生を振り返ってみれば……
「そういえば、奇跡的に助かったことがある」とか、
「運よく、いい方向にものごとが進んだことがある」などの、
超ラッキー! ということがあるはずです。
不思議な偶然が起こって助かった、ということは、実は、神仏が、たいへんな思いをして守ってくれたのかもしれません。
神仏霊能力が少しずつレベルアップしている段階で、まだ見えないし、聞こえないという方は、
何か「助かった!」ということがあれば、ちょっと立ち止まって、「これって、もしかしたら神仏の守り?」と、〝気づこうとする〟姿勢が大切です。
桜井識子が特別なのではなく、皆様と同じなのですが、私はたまたま気づける霊能力があるため、それを書いているというだけです。
神仏はえこひいきをしません。
皆様も、同様に、しっかり守ってもらっているのです。
それが見えるか、見えないか、の違いだけです。
私はたまたま見ることができて、スーツケースが守られていることに気づきました。
けれど、同じ状況でも、皆様はまだ見ることができないので、ヤタガラスさんの守りに気づきませんでした。
気づかなければ、自分のスーツケースもしっかり守られているということがわかりませんから、「識子さんは守られていていいな~」という発想になるわけですね。
皆様も手厚く守られていますから、ちょっと人生を振り返って考えてみると、「ああ、そういえばあの時……」と、いくつかの出来事がヒットするはずです。