先におことわりしておきますが、お墓参りは、無理をしてまで行かなくても、親戚の誰かがたまに行っていれば問題ありません。
遠くて行けないとか、体調が悪くて遠出ができないとか、事情のある方がいらっしゃると思います。
そのような方はお墓参りに行けないことを申し訳なく思う必要はないので、この記事も、行ける時にチャレンジしてみよう、くらいの気持ちでお読み下さい。
年末なので、故人にご挨拶をしにお墓参りに行く、という方がおられると思います。
お墓参りには、お花やシキミ(地域によって違います)、ローソクとお線香を持っていきます。
墓地の入り口にはバケツがいくつも置かれ、水道が設置されているでしょうから、バケツに水をくんで、お墓まで行きます。
着いたら、まずは墓石と周辺のお掃除です。
墓石をピカピカに磨き、それから周辺の落ち葉などを掃いたり、拾ったりして、キレイにします。
スッキリしたら、お花をお供えし、ローソクに火をともし、線香を焚きます。
この時に、故人が好きだったものをお供えすると喜ばれます。
甘いものが好きだったら饅頭や羊羹など、お酒が好きだったらカップ酒を、タバコが好きだったらタバコに火をつけてからお供えします。
お寿司とか、鰻重とか、ちょっとした高級な食事となるものも、とても喜んでもらえます。
食べ物は、本当に食べられるように包装を開け、飲み物もフタを取ります。
お供え物はゴミにしないよう、帰る時には持って帰ります。
「お父さん、久しぶりのお酒、美味しい?」
「お母さん、ちょっと溶けちゃったけど、アイスクリーム、美味しいでしょ?」
などと語りかけ、そのあとはその故人の位牌がない家(仏壇がない家)に住んでいる、親戚の近況なども話してあげます。
なぜなら、故人は位牌がないところに顔を出せないからです。
「識子おばさん、元気にしてるよ~。こないだオーストラリアに行ったんだって」
みたいな感じで、ひととおり親戚の話をすると、故人はニコニコして聞いています。
般若心経を唱えてあげると、さらに大喜びしてくれます。(唱えるのは、ローソクに火をともしたあと、世間話の前です)
まだ覚えていないという方は、お坊さんが唱えた般若心経を流してもオーケーです。
周囲のお墓にも、爽やかで心地よい供養が広がるので、ものすごーーーく喜ばれます。
読経はおすすめです。
お掃除をしてお墓をキレイにし、好物だったお供え物をして、読経もし、たくさん語りかけたら、
最後に写真を撮るといいです。
自分と一緒に墓石が写るようにしてもいいですし、お墓だけを撮ってもいいです。
「写真を撮るよ~、はい、チーズ」と言えば、故人は必ず、お墓から顔を出して、そこにいます。
そして、ニッコリとポーズを取っています。
写真は、うまく撮影すれば、パワーや波動、「気」をしっかりと写し込みます。
その時の状況にもよりますが、うまく撮影できたら、故人の雰囲気などが写り込んでいます。
うまく撮影できた写真は、あとで見た時に、写り込んでいる「気」を感じて、ほのぼのとした気持ちになります。
魂は見えない世界で写っているものを、ちゃんと感じるからです。
実際、見えない世界では、故人がニッコリして写真におさまっているのですが、
現実世界ではどうしてもそれが写真に画像として現れません。
けれど、魂は、写り込んでいる「気」をちゃんと感じるので、
お墓参りで見た、故人のニッコリした笑顔を思い出し、なごやかな気持ちになります。
「でも、墓地で写真を撮ったら、幽霊も写るのでは?」
と思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。
般若心経を流した時点で、もしも、そこに幽霊がいたら、逃げています。
それでも怖いんですけど〜、という方は、写真を撮る直前に、お不動さんの真言を9回ほど流せば完璧です。(お坊さんが唱えたものがおすすめです)
お不動さんの真言は、成仏している故人にはなんのダメージもありませんから、そこは心配いりません。
というわけで、お墓参りをした時の、故人との記念撮影にチャレンジしてみるのもいいと思います。