今日は「家の神様」についてです。
自宅の「神棚にいる神様」に、お話をする時のルールについて書いておきます。
神様に、ちょっとした報告をしたい、今日1日の出来事をちょっとだけ聞いてもらいたい、など、
ガッツリと「お願いをする!」というのではなく、少しおしゃべりをしたい……ということが、どなたにもあると思います。
このような時に、ローソクはともすもの? 柏手は? と悩むかもしれませんが、
ローソクは、ともさなくても大丈夫です。
けれど、柏手は打たなければなりません。
神社だったら、境内がすべて神域です。
ですから、境内でお話をしたことは、柏手を打たなくても、神様も眷属も聞こえています。
山岳系神様がいる霊山は、山自体が神域です。
なので、登山中に話したことは、柏手を打たなくても、すべて聞こえています。
しかし、神棚の神域は、神棚だけです。
家の中、部屋の中は、神域ではありません。
いくら神棚の下で、神棚に向かって、話をしたとしても、聞こえていないのです。
パンパン、と柏手を打つことによって、「神様、今からお話をします~」という合図になりますから、
神様が聞く準備に入ってくれたり、お社から出てきてくれたりします。
お話を終えたら、もう一度、パンパンと柏手を打つことで、
「これでお話は終わりです。ありがとうございました」という合図になりますから、できれば締めの柏手も打ったほうがいいです。
ちなみに、これは「神棚」にいる神様の場合です。
そうではなく、定期的な見まわりに来ているとか、
神様(正確に言えば眷属ですが)のほうからフッとやってきて、縁起物に宿っているパターンだったら、
柏手を打たなくても聞こえています。
その理由は、神棚という神域の、お社の中に鎮座していないからです。
新品の絵馬に、眷属が来て宿ってくれているようだ、という場合は、柏手を打たなくても、話したことは聞こえていますから、気軽にお話をしてもかまいません。
けれど、柏手を打ったほうが丁寧ですし、
来てくれた神様(眷属)に対して、非常に礼儀正しい姿勢になりますから、
もしかしたら来てくれてるかも? という時も、柏手は打ったほうがいいです。
本日、発売です。