幽霊というのは成仏していない霊ですが、みんな同じではありません。
人間に大きな霊障を起こす悪意を持っている幽霊もいますし、成仏寸前の霊もいます。
成仏寸前の霊とは、成仏できるのに何かの理由で、自分でとどまっている、もしくは、成仏できるのに光に向かうことを知らない霊です。
みずから命を絶った場合は、一定期間、移動することができませんが、時間がたてば動けるようになります。
基本、幽霊は自由に動けます。
そして、幽霊は助けを求めています。(悪意を持っている幽霊は別です。「魔」の仲間ですから助けを求めていません)
幽霊は、助けてほしいから、人間に取り憑いたりするのです。
人間からすると「取り憑かれた」という表現になりますが、幽霊からすれば、「助けて~」「お願い~」とくっついている、手を握っているくらいの感覚です。
「この人、助けてくれそう!」と思った人にくっついていきます。
さらに、「ここにいたら助けてもらえそう!」という〝場所に〟居座ることもあります。
さて、ここで〝自己流の供養〟についてです。
これは慎重にしたほうがいいです。
たとえば、どこかで災害があって、その犠牲者を弔ってあげたい、と思ったとします。
これは、心からの善意ですし、尊い思いやりです。
でも、どうすれば供養になるのかわからない……ということで、こう考えたとします。
「そうだ! 紙に『○○災害の犠牲者』と書いて、そこにお水をあげたり、ご飯をあげたりすればいいんだ」
そう思ったこの方は、紙に文字を書き、そこにお供え物をします。
けれど、この〝紙〟は、いくら文字を書いたところで、災害の犠牲者とは道がつながっていません。
ただの紙なのです。
ただの紙に、お水やごはんが「お供え」してあるのですから、ふらふらとさまよっている幽霊が、「あ! あそこに水とごはんがある!」と、見つけてやってきます。
そして、その紙にすっと入り込んだりするのです。
それからも時々、その紙にお供え物がされると、その供養は幽霊にとって心地いいため、そこから離れなくなります。
家の中に幽霊を囲うことになります。
よって、家運が傾いたり、健康に被害が出たりします。
これは、ご先祖様の供養も同じです。
紙に「○○家先祖」と書いても、お寺でお坊さんに読経をしてもらい、正式な魂入れをしてもらわなければ、その紙がご先祖様と道がつながることはありません。
仏壇がなく、お墓にも行かない、けれど供養をしたい、という場合は、写経をしたり、お寺で祈祷をしたり、仏様に直接お願いをするなど、方法はいくつかあります。
これらの供養だったら、確実に届きます。
供養は亡くなった方への、大きなプレゼントです。
本当に、ものすごーーーく喜ばれます。
ですので、供養はしてあげたほうがいいです。
けれど、自宅で、紙に何か文字を書き、その紙を拝んだり、その紙にお供え物をしたりするのは……
慎重になさることをおすすめします。
私だったら、怖くて、ようしません。
もしも、現在、そのようなことをしていて、「そういえば家運が傾いています」「体調がよくありません」という場合、幽霊が来て宿っていることが考えられるので、やめた方がいいです。
やめる時は、供養をしていた(幽霊が宿っていると思われる)その紙は〝絶対に〟捨ててはいけません。
家の外ならいいのでは? と、どこかに持っていって、捨てるのもNGです。
捨てた瞬間に、「捨てないで! 供養を続けて!」と、取り憑かれる可能性があります。
中には「なんで捨てるのか!」と怒る幽霊がいるかもしれません。
ですので、紙は、お寺で処理してもらうのが一番です。
お寺には、仏様も眷属もいますから、ちゃんと守ってくれます。
幽霊がくっついて一緒に帰ることはありません。
見えない世界は、見えないだけに、気づきにくい危険もあります。
もしも、何かを自己流でする場合、慎重になさったほうがいい、ということをお伝えしておきます。
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