次のお話を書く前に、ちょっと説明をしておきます。
妖精と精霊の違いについて、です。
今まで、見たままを、私の感覚のままに、「ここには妖精がいました」とか、「精霊でした」と、書いてきました。
次のお話を書こうと思った時、ふと、「精霊って、妖精とは違うのですか?」という質問が来そうだなー、と思いました。
そこで、その違いは……と考えてみたところ、あらら? 違いをうまく説明できない~、と気づいたのです。
いや、妖精と精霊は明らかに違います。
似てるようですが、同じではありません。
でも、その違いを「文章」にするとなると……難しいです。
妖精は小さくて、はかなくて、ふわふわとした感じで、
明るい森の中や、花がたくさん咲いている野原とか、キレイで、優しい、自然の中にいます。
個別の存在として認識するような感じではなく、妖精という「ひとかたまり」の集団として見るというか……
現実世界にたとえると、蛍のような感じでしょうか。
蛍が、ふわふわとあちこちで光っている、みたいな、そういう感じです。
蛍を1匹1匹、じっと見て、これは蛍A、こっちは蛍B、と個別の虫として見ないのと同じです。
精霊は、妖精よりも少し存在が大きくて、濃いというか、もっとしっかりしています。
こちらは個性があって、力が少し使えます。
自然界にいる小さな存在は、必ずしも妖精か精霊というわけではなく、中間の存在もいますし、小さなカラス天狗もいます。
いろいろなのです。
同じ精霊でも、いる場所が違えば、大きさとかレベルとか、「良いほう」にどれくらい傾いているかとか、そういうことが違います。
というわけで……
なんだか、イマイチうまく説明できていないような気もしますが……
妖精と精霊は違う、ということで、次回はその精霊のお話です。
意外や意外、街なかに集団でいたので、本気で驚きました。