最初の取材国、スペインでよく聞いた言葉は、「オラ」と「グラーシアス」でした。
この2つは私も使いましたが、簡単な英語だったら、意外と地元のスーパーとかでも通じました。
まったく英語を話さない、という人とは、日本語で話すとなんとなく通じたりして、楽しかったです。
サブウェイで、店員のお姉ちゃんが、
「イングリッシュ、ダメダメ」みたいなジェスチャーをしたので、日本語で話してみました。
相手はスペイン語でしたが、身振り手振りで意外と通じるのですね。
お姉ちゃんが、何かを説明していたので日本語で聞きました。
以下の、私のセリフは日本語で、お姉ちゃんのセリフはスペイン語です。
お姉ちゃんの部分は、もちろん、私の想像です。
「えっと? それって、なんの説明?」
「ポテトチップスか、クッキーがタダでついてるのよ」
カウンターの上に、バーガー(サンドイッチ)とコーラが来たところでした。
「それは、セットになってる、ってこと?」
「どれにする?」
「クッキーか、ポテトチップスのみ?(サラダとかはないのかな? と思いました)」
「クッキー? それともポテトチップス? ポテトチップスならどれ? チリ? プレーン?」
「じゃあ、ポテトチップスにする〜。プレーンがいい。それね(と、指をさしました)」
「これ? オーケー。クッキーはどれにする?」
「えっ? 両方ついてるの?」
「クッキーも選んでいいよ~。どれにする? これが美味しいよ」
「いやぁ、クッキーはいらないかなぁ。クッキーはいらない~」
「え? いらないの? 持っていけば? タダだよ?」
「本当にいらない。親切にどうもありがとう。グラーシアス」
「じゃあ、ポテトチップスだけね。ゆっくりしていってね〜」
と、ここでお互い見つめ合って、ニッコリしました。
笑顔が最高のお姉ちゃんでした。
相手の言語がまったくわからなくても、意外と通じるんだよなぁ、と思います。
英語圏ではない国は、いろいろと楽しいです。