現在、泊まっているホテルに幽霊が出たのですが……
ヨーロッパ人の幽霊って、日本の幽霊と全然違うんですね～。
まったく違うので、なかなか面白いです。
怖くないんですね、こちらの幽霊は。
いや、たまたま怖くない幽霊だったのかもしれませんが。
まずは、ラップ音で、自分の存在を知らせてくれます。
それが、日本の幽霊のように、ピシッ！ とか、パシッ！ という音じゃないのです。
ガタガタン！ とか、ドッスーン！ とか、派手で、かなり大きな音です。
日本で言えば、イタズラ好きな自然霊が出す音と似ています。
似ていますが、こちらのほうがはるかに音が大きく、「現実世界」の音そのまま、という感じです。
このホテルに宿泊した初日、日が暮れてからのことでした。
最初は、洗面所で音がしました。
ガタガタン！ と、ド派手な音が……それもハッキリとした「現実世界」の音がしたのです。
え？ 何が落ちたん？ と、洗面所まで見に行きました。
けれど、洗面所はシーンとしていて、なんの異常もありません。
というか、音をたてて落ちるものなんかないのです。
「はて？」と思いつつ、ベッドのところに戻ったら、
今度は私のすぐ横で、ガタン！ と鳴りました。
これも大きな音ですし、「うわぁ、こりゃ、ヤバいな」と思いました。
とりあえず、気づかないフリをしようと、無視をしていたら……
また、すぐそばで、ドッスーン！ という音がしました。
自己顕示欲がすっごく強い幽霊だな、
と思ったので、
「あー、はいはい。いるのねー。わかったー、わかりましたよ～」
と、うなずいたら、ピタッと音がやみました。
そして、そのあとは出てこなかった（音が鳴らなかった）のです。
これが１日めの出来事でした。
昨日が２日めで、今日が３日めです。
たまたま、なにげなく予約をしたホテルでしたが、貴重な体験をさせてもらっています。
今日も出てくるのかな～、と思いますが、まだ外は明るいです。
というわけで、この顛末はいつかどこかに書きますね。
取り急ぎ、ヨーロッパ人の幽霊に出会いました、という報告です。