※前回の続きです。
過去世のカルマ解消となっている悪縁を、神仏になんとかしてもらうには、コツがあります。
ごく普通の「縁切り」で祈願をすると、縁を切ってもらえない可能性が大きいのです。
というのは、「こじれた関係を修復するため」の、縁だからです。
意地悪な人が、単純に、その人の性格のせいで意地悪をしているのなら、一般的な「縁切り」で大丈夫です。
けれど、輪廻メイトと過去世の関係を修復している縁だったら……神仏は手出しすることを遠慮します。
大事なカルマの解消だからです。
この世で作ったカルマは、この世でしか解消できません。
ですから、もしも修復の途中でやめてしまうと、また来世で、しんどい思いをして解消することになります。
途中で中止した場合、次の人生ではハードルが上がってしまうこともあり、もうちょっとハードな解消法になる可能性があるのです。
それは今よりも、もっとつらい思いをするかもしれないので、できるなら今世で終わらせたほうがよい、ということで、神仏は見守っています。
「でも、もう無理なんです。我慢の限界です」という方は、神仏に中止をお願いしてもいいと思います。
その際、「縁切り」でお願いをすると叶わないかもしれないので、そのように願うのではなく、「カルマの解消を来世にまわしたい」というお願いをします。
これは人生の予定を変える、やや高度な願掛けですから、山岳系神様にお願いしたほうがいいです。
ここでちょっと整理をしてみます。
意地悪な人が、単純に、その人の性格で、意地悪をやめない場合、神仏にお願いをするのは「縁切り」です。
縁切りにごりやくがあるという神社仏閣には、縁切りを専門にやっている神仏がいるので、こちらに行くことをおすすめします。
悪霊が取り憑いていて、悪霊がその人の心をコントロールし、意地悪をする人だったら……
神社なら牛頭天王か、安倍晴明さんのところ、お寺なら聖天さんがおすすめです。
小野篁さんもいいと思います。
「魔」の世界にパイプが太い神仏なら、悪霊憑きの人でも、なんとかしてくれます。
カルマの解消を来世にまわしたい場合は、山岳系神様です。
人生の予定を変えてもらう願掛けだからです。
というわけで、意地悪な人との縁を切ってもらう願掛けにはちょっとしたコツがあります。
この記事が皆様の参考になれば、と思います。