取材第1日目の夜のことです。
久しぶりに、ホテルの部屋に動物霊が出ました。
宿泊したのは、そこそこ新しくて有名なホテルだったため、まったく警戒していなかったのですが、いや~、わからないものですね。
何かが出そうだな、と思ったホテル(あるんです、典型的なホテルが)は、部屋に入ったところから用心しています。
ホテル自体はそんな雰囲気ではなくても、部屋が「ん?」と思うこともあります。
そういう時は、部屋に入ってすぐに「般若心経」や、お不動さんの「真言」を流しています。
こうすると霊は出てきません。
でも、数日前のホテルは、全然そんな雰囲気ではなかったのです。
ただ……
夜がふけていくにつれて、かすかに音はしていました。
カサッ、という紙のような音です。
このような音はほぼ動物霊ですし、害がないものがほとんどなので、無視していました。
照明を消して、布団に入って、3分もたたないうちに寝たのですが……
なんと、猫が出てきました。
猫が、いきなり飛びかかってきて、私の左手を噛むのです。
痛っ! とふりほどいても、また飛びかかってきて、手を噛みます。
イタタタタ!
と、本当に、激痛を感じました。
思いっきりふりほどくと、今度は腕にしがみつくような感じで飛びついてきて、引っ掻くのです。
うわ! マジで痛いーーーっ! となり、
そこで、ガバッ! と、起き上がって、お不動さんの真言を声に出して、唱えまくりました。
すると、ス~ッと消えていきました。
えっ? なんやったん? 今の?
と、考えましたが、答えはわからずです。
人間に対して攻撃的な猫だったので、その土地で過去に何か、猫にとって悲劇があったのだと思います。
こんな感じで、「意味がわからない……」という霊現象がたまにあります。
今回のことも解説ができないので、書くかどうか迷いましたが、こんなことがありました〜、という報告として書いてみました。