※今回も先に書いておきますが、この内容は「神道」という〝宗教〟の教義とは異なっています。
個人的見解としてお読み下さるようお願い申し上げます。
神棚はおふだを祀る棚、ではなく、考え方としては、家の中に小さな神社を持つようなものです。
いくら小さくても神社ですから、神様や眷属に来てもらおうと思えば、「ご神体」が必要です。
その「ご神体」となれるもの、それが唯一、お鏡だけなのです。
「ご神体」ですから、台座をはずして、丸い鏡だけを中に入れる、というのはやってはいけないことです。
これだと宿ってもらえません。
「ご神体」をじかに、お社の床に置くからです。
用意する意味がなくなりますので、台座は必ずつけたまま、中に入れます。
以前、どこかに書いたと思いますが、お社の中に入れるおふだは重ねてはダメです。
これは神棚の基本ルールです。
いくら同じ神社でも、2枚とか3枚重ねるのはNGです。
必ず1枚だけにします。
前回、チラッと書いた「神棚を一新する」ことに関しては、まったく遠慮はいりません。
というのは、人間には「信仰の自由」があるからです。
あちこちを参拝していると、「ここの神様が大好き!」とか、「この神社のパワーはすごい!」と感じることがあると思います。
そのような神様を神棚のメインにお迎えしたい、と思えば、神棚を一新するといいです。
3社のお社の場合、真ん中にくる神様がメインとなって、その家を守ります。
2番目、3番目に来た神様は、メインの神様をサポートするような感じになります。
ですから、ご縁が薄い神社の神様よりも、自分が「好き」と思う神様のほうが、相性がいいので、しっかり守ってもらえます。
山岳系の神様など、強くてパワーある神様をメインにすると、家の神棚でもかなりレベルが高いものになります。
伊勢神宮をメインにしたい場合は、「伊勢神宮でおふだを購入する」ことが必須です。
伊勢神宮のおふだはあちこちの神社で買えます。
けれど、そのおふだは窓口になるのも難しい、というのが正直なところです。
というのは、実際に伊勢神宮から送られているおふだでも、売っている神社の波動やご神気が混じるからです。
波動をいただくためのおふだなら問題ありません。
伊勢神宮の波動も、購入した神社の波動も、その効果を受け取れます。
でも、伊勢神宮の神様を「神棚に祀りたい」という場合は、伊勢神宮に行って、波動が混ざっていない、純正である「伊勢神宮おふだ」を買うことが必須なのです。
「よし、では、神棚を一新しよう!」となったら、まず、一新することを神棚にお伝えします。
それまで守ってもらったお礼を言って、おふだはどこどこに返納します、など詳しいことも話しておきます。
おふだにお帰りいただいたあとは、お社の中を塩で清め、数日ほどそのままにします。
お社内をクリアにするためです。
この時に、お鏡を置いていた場合は、お鏡も塩で清めます。
お鏡を、次に来る神様に使い回しをすることは、絶対にあってはならないことです。
「ご神体」だからです。
ものすごく失礼になりますから、お気をつけ下さい。
なので、お鏡もしっかり塩で清め、神棚から降ろして、数日そのままにしておきます。
完全にご神気が抜ければ、あとは「燃えないゴミ」に出しても問題ありません。
燃えないゴミ置き場に置く直前にも、塩でサッと清めると完璧です。
燃えないものでも返納オーケーという神社があれば、そちらにお願いしてもいいのですが、そのような神社はめったにないので、この方法で大丈夫です。
【追記】
なぜ、「ご神体」だったものなのに、ゴミとして捨ててもいいのかは、次回説明いたします。