降りたところで振り返って撮影しました。
この写真を撮っている私の後方がお寺です。
大師堂でご挨拶をしたあと、ブラブラと周囲を見ていると、「鎖修行」と書かれた鳥居がありました。
へぇ~、ちょっと行ってみようかな、と石段を登ります。
あ、お稲荷さんだ!
「お稲荷さん、こんにちは~」とご挨拶をしていると、
石段を上がったところに出ました。
中央に巨大な岩があり、その右側に鎖があります。
所要時間10分か~。
こりゃ、もちろん、行くべきだよね、と、お財布から奉納金を出していたら、20代前半の男女6人が石段を登ってきました。
で、注意書きを読み、岩と鎖を見て……
「私はやめとくけど、登ってみたら?」
「いや、オレは怖い」
「オレも無理」
「大丈夫じゃない?」
「行けるよ~」
「落ちたら大ケガをするから危険だよ」
とかなんとかしゃべったあと、「危ないからやめておこう」と、全員、石段を降りていきました。
ひ~!
20代の若者が危険だとやめた鎖修行を、私のようなおばさんがやっても大丈夫なのか!? とビビリましたが、まず、この鎖を登りました。
写真では短いように見えますが、けっこうな高さです。
ヒーヒー言いつつ、登ったところはこんな感じで、
ここを登ると、
このような感じの岩と鎖があります。
鎖の大きな輪に足を入れて登るので、登ること自体は難しくないのですが……
厚手のコート(しかも膝くらいまで丈があります)を着ていたので、体を大きく動かせず、「ヤバいな~、動きにくい~」と思いつつ登りました。
登ったところです!
スカーッと視界が開けていました。
絶景です。
ここは安全に座禅が組めるところだな、と思いました。
は? なんの話? と思った方もいらっしゃると思うので、説明をしますと……
徳島県の「太龍寺」の舎心ヶ嶽は、高度な修行になる場所です。
けれど、岩の向こうは断崖で、ものすごく怖いのです。(非常に危険ですので、行かれる方はお気をつけ下さい~)
この場所は後ろに空海さんがいて、山岳系の神様もすぐそばにいるという、ありがたいパワースポットなのですが、危険と隣り合わせでした。
でも、ここなら柵があるから大丈夫です。
空に近いし、景色はいいし、心地よい風がそよそよと吹いてくる、とてもいい場所です。
でも、ですね、ここからまだ登るのです。
左上に石の祠が見えています。
角度的にはこんな感じで、コートを着ている服装では無理だな、と思いました。
でも、後戻りもできません……。
ん?
向こうのほうへ行けそうな道がある……
と行ってみたら、ぐるりと岩をまわって、横にある小道に出られました。
小道から祠の前まで行けます。
権現さんが祀られていました。
石仏です。
ここまで来られない人や、千光寺に来てもここまで登れない人のために、写真を撮らせて下さい、とお願いをして、
パチリと写させてもらいました。
お天気がよかったせいもあり、
最高の景色でした。
祠の裏側です。
下山する道はお墓の中を通るので、
「お邪魔します」
「お墓参りじゃないのに通っちゃってすみません」
と言いつつ、歩きました。