皆様も「何にしようかな」と考えたことがあると思いますが、私が、人生の最期に食べたいものは、おにぎりとお味噌汁です。
炊きたてのご飯に具を入れず、塩でにぎっただけのシンプルなおにぎりと、お豆腐とネギのお味噌汁……と決めています。
せっかく日本に生まれたのだから、ということもありますが、本当に美味しいと思っているからです。
先日、なんとなく聴いていて、人生の最期に聴くのはこの曲かな、と思ったのが、「 I Will Be There With You 」です。
私は変なところに気を使う性格です。
そろそろ心臓が止まる、という時に、ベッドのそばに泣きながら見守る誰かがいたら、「逝けないなぁ……」と思います。
なぜか、そこ、ものすごく気を使います。
医師の説明を聞きに行く、トイレに行く、飲み物を買いに行く、などで、周囲に誰もいなくなったら、そこで「ふ~」とリラックスしてサッと逝くだろうと想像しているので、
「誰かがずっとそばにいたら、気を使って、なかなか逝けないかもしれない」と、ちょっと心配になりました。
心臓が止まっても、また弱々しく動きだす、ということを繰り返しそうだな……
ということで、元夫と電話で話をしている時に、お願いをしました。
「そういう状態になって、気を使ってなかなか逝けないんだな〜、と感じたら、この曲をかけてね」と。
それがこれです。
以前にもご紹介しましたが、これはJALの機内で、出発前に流れている曲です。
この曲を聴くと、「今から大空に向かって羽ばたくんだ~」「さぁ出発するぞ!」という気持ちになります。
なので、人生の最期に、意識はなくても「うわぁ、今はまだ逝けないかな~」「もうちょっと頑張るか……」と、四苦八苦していたら、
「大空に向かって飛び立ってもいいんだ」「さぁ逝くか!」と、スッと逝けるようにこの曲を聴かせてね、とお願いをしたわけです。
そういう状況になるかもしれないね、わかった、と言ってくれるかと思ったら……
「イヤや!」
と、強く、ビックリマークつきで言われました。
「は?」
「そんな縁起でもないこと、言わんといて!」
なんじゃ、そりゃ。
「縁起でもないって、そういう問題じゃないやん。お願いできるのは○○(元夫の名前です)しかおらんのやから、覚えといてよ」
「イヤや!!」
「…………」(なんだとぉー! と心の中で思っています)
「なんで識子ちゃんが先に死ぬ前提やねん!」
「年齢からしたら、私が先やろ!」
「イヤや! そんなん知らんっ!」
「キィー!」
ということで、ここからケンカになりました。(笑)
でも、しつこくインプットしておいたので、いざという時はちゃんとしてくれるはずです。
これを書きながら、あ、そうだ! 亡くなって病室から出る時に、般若心経をかけて「帰ろうね」と言ってもらうことも頼んでおかねば! と思いましたが……
これも強烈に「イヤや!」と拒否されそうです。(でも言いますけど)