前回、海外から持って帰ったスーツケースが重たかった、と書いて、思い出したことがあるのでお伝えしておきます。
アメリカでは、けっこう年配の女性でも、重要なお仕事をしていることが多いです。(もしかしたら地域によって違うのかもしれませんが)
60歳近い女性が、レンタカー会社の、車の整備のほうのお仕事をしているのを見たことがありますし、
70歳近い女性が、有名ホテルのフロントでお仕事をしているのを見たこともあります。(この方は70歳を超えていたかもしれません)
アメリカで、地方のスーパーに入った時のことです。
レジに並んでいると、レジ係の人と私の前にいたお客さんが、雑談で盛り上がっていました。
レジ係の人、楽しそうだな~、と思いつつ、私の番になったので、ふと前を見ると、
なんと!
レジ係の方が!
80歳近い女性だったのです!
これには驚きました。
日本ではありえないからです。
こう言っては失礼で申し訳ないのですが、完全におばあさんという感じの方でした。
すごく楽しそうに働いていたので、お仕事をしたい、という方だったのだと思います。
「年齢で差別をしないんだな。素晴らしいな」と、よく見ると……
その女性は車椅子でお仕事をしていました。
海外のスーパーでは、レジをする人は椅子に座ってお仕事をしているところが多いのですが、その女性は車椅子のまま、レジのお仕事スペースに入っていたのです。
「高齢で、体が不自由でも、まったく差別しないんだ!」と、そのスーパーの方針に感動しました。
たしかに、ちゃんと腕が動いて、レジのお仕事ができれば、高齢でも、車椅子でも関係ないと思います。
「雇用する」ということで、差別をしないのは当たり前、これが普通である、というこのスーパーを心から尊敬しました。
アメリカの人が、誰もがみんなそうではないと思いますが、このようなスーパーがあったんですよ~、というお話です。
素敵ですね。
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