ありがたいことに多くの読者さんが、神社仏閣で体験したことをお手紙やメッセージで送って下さるので、それを楽しく読ませてもらっています。
その中に、たまにですが、せっかく神仏に歓迎してもらったのに、そして、本人もちゃんとそれを感じていたのに……
「勘違いだったみたいです」と結論づけているものがあります。
これは例で説明するほうがわかりやすいので、即席で簡単な例を作ってみますね。
Bさんは、神社の参道に座っている猫を見つけました。
Bさんが近づいて行くと、猫は立ち上がって、Bさんを見て「にゃあ」と鳴きました。
これは立派な歓迎のサインです。
猫がお出迎えの役目をしていて、「いらっしゃい」、もしくは「よく来たね~」と言っているのです。
もしかしたら、「ンモー、ちょっと遅かったやん」かもしれません。(笑)←私はたまに言われます。
でも、とにかく、これは歓迎されているサインです。
けれど、霊感があると言っている知人が、こう言うわけです。
「え? ○○神社? ああ、あそこは動物が嫌いな神様だから、猫は拒否されているってことよ」
さらに、霊能力があると言っている人が書いたSNSには、こう書かれています。
「○○神社で動物を見たら、それは良くないことが起こる前ぶれです」
霊感があるという知人、霊能力があるという人が書いたSNS、というわけで、Bさんは自分の感覚より、そっちの情報を信じてしまい、歓迎されたと思ったのは勘違いだったのか……とガッカリします。
そして、その神社にはもう行かなくなったりするわけです。
せっかく目をかけてくれた神様を、自分から遠ざける、ということになります。
これは、本当にもったいないです。
私が皆様からいただく、「神社でこんなことがありました」という体験談は、
「ほぉ~」とその神秘さにうなるものや、
「よかったですね~」と私まで嬉しくなるもの、
読者さんの喜ぶ様子がピュアで「神様も微笑ましく思っているだろうな~」というものまで、いろいろです。
神様が見せる歓迎のサインや、神様がメッセージを伝える現象(虹だとか、木の実を落とすとか)は、人によって違うのです。
たくさんの体験談を読ませてもらえる私は、そういう歓迎もあるんだな~、人によって全然違うな~、としみじみ思います。
以前からお伝えしておりますが、神様からのメッセージを受け取るのは、メッセージをもらった本人です。
その本人が「歓迎だ♪」と思ったのなら、それは間違いではありません。
さきほどの例で言えば、「猫は歓迎のサインではない」と思う人がいてもいいのです。
その人にとってはそうなのですね。
けれど、いくらその人が「私には霊感がある」と言っても、Bさん(ほかの人)が、その人の考えに合わせるのは違います。
これまでにしつこいほどお伝えしてきましたが、大事なのは自分の直感です。
自分がどう受け取ったのか、自分がどう感じたのか、という感覚が何よりも大切なのです。
「嬉しい!」と思ったのなら、それは間違いではありませんから、もしも他人に否定されても、気にしないのが一番です。
神様がメッセージ(歓迎のサインなど)を下さったということ、
それを自分はちゃんと受け取れたということ、
そこを素直に信じることが大事なのですよ~、というのが、私からのアドバイスです。
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