私の友人に、ものすごく「育ちのいいオーラ」を放っている人がいます。
初めて会った時に、そのオーラを見て、この人はどこぞのすごいお嬢様なんだろうな、と思いました。
家柄が特別によい、という独特のオーラなのです。
付き合いが長くなって、いろいろと話を聞くと、本人も何度も言っていますが、生まれ育った環境は、普通です。
「いや、しかし、上流階級、それもかなり上に位置するオーラなんだけど?」
と、納得のいかない私は、しつこく何回か、この話をしました。
しかし、本人は普通だと言いますし、本人がそう言ってるのに、何回も話題にするのは、逆に失礼です。
なので、持って生まれた雰囲気なのかな、と思うことにしました。
会うたびに「不思議だ~」とこっそり思い、「謎だ」とも思っていました。
ある日のことです。
その友人からメールが来て、返事を書いている途中で、猛烈な眠気に襲われました。
長めの返事を書いていたので、メール作成はすぐには終わりません。
「ちょっとだけ寝よう」と思い、椅子に座ったまま、目を閉じました。
5分くらいウトウトしたのですが、半分寝て半分起きている状態で、その友人の過去世を見ました。
なんと! 友人は、江戸幕府の老中(幕府の最高職)だったのです。
上流階級の生まれである、40歳くらいの男性の姿で、ニコニコと福々しい笑顔でこちらを見ているのです。
男性と友人は重なっており、同じ魂であることが明白です。
男性は非常に温和な性格らしく、育ちのよさからか、ガツガツした下品なところが一切ありません。
少しふっくらした体型なので貫禄もあり、堂々とした雰囲気からは、家柄のよさがにじみ出ています。
江戸時代、下級武士だった過去世の私からすると、雲の上の人物です。
そこで、ハッと目が覚めて、「なるほど~」と納得しました。
その友人は、生まれ変わった今でも、その時のオーラを持ったままなのです。
過去世のオーラをまとった人は、いることはいます。
けれど、ここまで強く、「そのまま」持っている人は珍しいです。
へぇー! 見えない世界ってまだまだ知らないことが、いっぱいあるんだなー、
とあらためて思った、というお話です。
12月14日発売です。