「笑うかどには福きたる」という言葉がありますが、核心をついています。
笑うと、幸福な気分になったり、ストレスがやわらいだりします。
ナチュラルキラー細胞が活性化するので、免疫力がアップし、心身ともによい状態になります。
「笑う」ことで得るものは大きいです。
さらにもうひとつ、スピリチュアル的に大きなメリットがあります。
それは、「ある種の不幸を遠ざける」ということです。
不幸の中には「魔」が関係しているものが少なくありません。
「魔」は、人間を不幸にして、その人が苦しんだり悲しんだりするのを見て、喜んでいます。
人間の不幸が楽しくてたまらないのです。
不幸になった人が、世間をうらんだり、幸福な人をねたんだりすると、これも大喜びします。
というのは、「魔」は、うらむ、ねたむ、憎む、などの低波動の感情が大好きだからです。
自分たちが低波動の存在なので、うらむとか、憎むなどの低波動の感情が心地いいわけです。
その低い感情を発する人間は、仲間になったようなものです。
喜んでくっついています。
その人から放出されるよくない感情の波動が、「魔」を最高の気分にさせるので、なかなか離れません。
つまり……不幸は続く、というわけです。
ここで「笑い」が重要になってきます。
というか、武器になります。
どんなに運が悪くても、不幸のどん底にいても、ニコニコと笑っていると、「魔」は面白くありません。
苦しんだり、悲しんだり、泣きわめいてほしいのに、ニコニコしているからです。
ねたむとか憎むなどの低波動の感情も持たず、「魔」が大嫌いな笑顔で過ごしている……
「魔」はこのような人を好みません。
面白くないからです。
苦手でもあります。
よって、「なんだ、こいつ!」「面白くないやつ!」と、スーッと〝自分から〟離れていきます。
このように「笑う」ことは、「魔」の撃退法でもあるので、
ツイていない時や、不幸が襲ってきたら、笑顔でにこやかに過ごすといいです。
不幸の原因が「魔」だったら、そこからすぐに脱出できます。