神仏から厚いご加護をもらっていても、どんなに目をかけられていても、運気が低迷することはあります……。
というところの「続き」です。
この「運気が低迷する」現象は、悪いものが乗っかっている場合もありますが、多くは「厄」を拾っているから、です。
厄は、イメージ的には、突然、ポンッと現れる小さな「不運」です。
こうなったから厄を拾ったとか、こうだから厄が襲ってきたとか、そのような因果関係や、拾ったことの意味などはありません。
厄は「この人のところに行ってやろう!」みたいな、意思も持っていません。
人に取り憑く幽霊や悪霊は意思を持っています。
よくない幽霊や悪霊が人間を不幸にするのは、人間を苦しめて楽しみたい、という意思ですね。
厄は、そういうものではなく、「運」の逆バージョンです。
ゲットすれば、それを持っていれば、いいことばかり起こるようになる、というのが「運」です。
運には個性や意思、運そのものに意味はありません。
これと一緒です。
うっかり拾ってしまったら、そしてそれを持っていれば、ツイていないことが起こるようになります。
開運、運気上昇、ツイている、などの、正反対の状態になるのです。
人生や生活を向上させる「パワー」が、運なら、
厄は、人生や生活を低下させる「パワー」です。
運と同じように、小さなものはそのへんに転がっています。
なので、うっかり拾ってしまうことがあります。
なんだか最近、困ることばかり起こるようになったという人は、もしかしたら、厄をいくつか拾っているのかもしれません。
※続きます。