手を合わせる場所から仏像が遠かったり、仏像の前に御簾(みす)が掛けられていたりして、仏像がよく見えない、というお寺があります。

 

仮にしっかり見えたとしても、時の流れとともに仏像の記憶が曖昧になっていく……というのはよくあることです。

 

ふと気づくと、「こんな感じだったかな~?」というふうにしか思い出せない……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

緊急時に、ご縁をいただいたお不動さんに助けを求める時や、

 

ご縁をいただいたお地蔵さんに霊の成仏をお願いする時は、その仏様を心に描きます。

 

この「心に描く」というのは「仏様を思い浮かべる」ということですが、「仏像」をよく見ていない、もしくは、ハッキリと覚えていないという人がほとんどだと思います。

 

以前にも書いたことがありますが、全然問題ありません。

 

ここで言う「心に描く」、「仏様を思い浮かべる」とは、仏像を思い出す、ということではなく、

 

〝存在〟を「心の中に置く」という意味です。

 

お寺に行って仏像を見ると、誰もが、何かしらその〝仏様〟を感じています。

 

仏様と会話をしなくても、仏様の「気」とか、波動とか、放っているオーラを感覚でつかんでいます。

 

この時に、「仏像」を記憶するよりも、見えない世界の感覚的なもののほうをしっかり覚えておきます。

 

「気」や波動を感じる能力が、まだそこまで高くないという方は、

 

その仏像の雰囲気、仏像を含めた周囲の様子を記憶しておきます。

 

こうすることで、仏様の〝存在〟を記憶できます。

 

この〝存在〟を心の中に置き、お不動さんにSOSを発信したり、お地蔵さんに成仏をお願いしたりします。

 

どうやって心の中に置くのかと言いますと、「仏像」を1枚の写真として思い浮かべるのではありません。

 

自分が見た時の、仏像の〝存在〟を思い出します。

 

写真や絵のような感じで思い出すと平面ですが、自分が見た時の記憶ですから、立体的に思い浮かぶと思います。 

 

具体的な例で説明をしますと、たとえば、小学校や中学校の先生です。

 

担任だった先生を1人、思い浮かべてみて下さい。

 

この時に、卒業アルバムを思い出し、その中の先生の写真を思うと、先生は平面です。

 

そうではなく、授業をしていた時の先生とか、放課後に話をした時の先生を思い出すと、平面ではなく立体で思い出せます。

 

〝存在〟を心に置く、というのは、こういうことです。 

 

先生の顔はハッキリ覚えていなくても、存在自体を心に置くことはできます。

 

仏様もこれと同じです。

 

細部が少々ぼやけていても全然問題ありません。

 

写真があるお不動さんだったら、時々、写真を見て、お姿を脳裏に焼きつけるのもいいと思いますが、思い浮かべる時は必ず立体(3D)にします。

 

何か緊急事態が発生した時に、お不動さんに確実に来ていただくための大事なコツですから、

 

「存在を心に置く」というやり方は覚えておいたほうがいいと思います。ニコニコ

 

 

 

 

 

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