今回は、たとえ話からです。
ある日、神社に行って願掛けをした。
「今の部署はヒマで仕事が面白くありません。もっとやりがいのある部署に行きたいです。競争率が高いのですが、どうか憧れの部署に異動になりますように」
それからほどなくして、願掛けが叶い、希望していた部署に異動になった。
仕事が楽しくなり、やりがいもあるので、張り切って働いた。
が、しかし……その部署は忙しすぎて、毎日、夜遅くまで残業をしなければいけない。
体がもたない。
プライベートな時間や睡眠時間が減って、精神的にしんどくなってきた。
前の部署のほうがよかった、前のところに戻りたい……。
願掛けを取り消したい……。
このようなことは、意外とあるのかもしれません。
まずは、「叶っていない」状態での「願掛けの取り消し」です。
たとえば、願掛けをしたあとで、憧れの部署が超激務だと知った。
「だったら、異動はしなくていい。今のままでいい」
と、まだ願掛けが叶う前に、取り消すパターンです。
確実なのは、その神社に行って「願掛けを取り消します」と言うことです。
願掛けをやめることは、悪いことではありませんから、謝罪はしなくていいです。
お願いしていたのをやめます、とお伝えします。
願掛けをした神社が、遠くてすぐには行けない、
仕事が忙しくて行けない、
体調が悪くて行くのは無理、という方は、そのままにしていても大丈夫です。
神様は、願掛けを叶える時に、必ずその人のところに行きます。
願掛けはすぐに叶えられるとは限りません。
1年後とか、もしかしたら、もっと先になった場合は、状況が変わっていてもおかしくないので、神様は本人のところに行った時に状況を見ます。
そこで、願いを取り消したいと思っているとか、その願望を今は持っていないとか、本人の気持ちが変化していることもわかります。
叶えないほうがいい、とそこで判断してくれます。
でも、「願掛けを叶えようと、わざわざ神様が来てくれた時に、心変わりをしているのは、礼儀的にちょっと……」
と、思う方は、神社に行って、取り消すことを言います。
そのほうが断然丁寧なので、おすすめはこちらですが、
もしも、行けなくても、申し訳なく思わなくても大丈夫です。
※続きます。
7月13日発売です。