これはめったにないことですが、それでも年に1~2回、読者さんから届きます。
祈祷をお願いしたら、神職さんが、またはお坊さんが、名前を間違えた、もしくは、住所を読み間違えた、というものです。
間違われた方は、その場で、「えっ!」 と、固まってしまうかもしれませんが、大丈夫です。
心の中で訂正すれば問題ありません。
神仏は、「えっ!」 となった人を見て、
「そんなにショックを受けなくてもいいぞ」と、ニコニコしています。
これは私の体験ですが、あるお寺の「勤行」に参加をしました。
その勤行の中で、祈祷をした人の住所、氏名、祈願内容が読み上げられていました。
大勢の祈祷者がいたため、けっこう長い間、それが続きました。
お坊さんは次々に読み上げているせいか、だんだん声が枯れてきます。
これだけ読み上げるのは疲れるだろうな~、と思っていると、
時々「…………」と読むのが止まるのです。
ふりがなが書かれていないのか、書かれていても字が丁寧ではないのか、たま~に一瞬、詰まっていました。
で、その後、ごにょごにょと明瞭ではない発音で続けていました。
「お坊さん? 今、誤魔化しました?」
と、勤行に参加している全員が、微笑むような、柔らかい雰囲気になりました。
このようなことはあると思います。
祈祷をお願いして、「きゃ~、間違ってる~」と思った時は、その場で、心の中で訂正すれば大丈夫です。
神仏は、ちゃんとその言葉を聞いているので、問題ありません。
遠隔で祈祷をお願いした場合も心配いりません。
神様は必ず、祈祷をした人の家を見に行きます。
「ん? 違うな?」となれば、ざっとその近所を見てくれます。
そこで、「ああ、こっちか」と見つけてくれるのです。
それでも見つからない場合は、申し込み用紙を確認してくれる場合があります。
申し込み用紙に大きく間違って書かれていたら、アウトなので、
遠隔でお願いをする時は、しっかりと確認をしたほうがいいです。
7月13日発売です。