今まで神社やお寺を参拝したことがなくて、最近、神社仏閣に行き始めたという方や、
宗教に興味がなかったので、参拝の仕方がよくわからない、という方がいらっしゃると思います。
つい、うっかりして、参拝作法を間違えてしまいました！ というメッセージをたまにいただきますが……
読んでみると、全部が「全然問題ないですよ～」という内容です。
（メッセージはすべて読んでいますが、申し訳ございません、お返事はしておりません～。
どうかご理解いただきますようお願い申し上げます）
たとえば、豊川稲荷はお寺なのに、柏手を打ってしまった！
近所に住んでいるわけではないので、すぐには謝罪に行けない、
どうやって謝ったらいいのでしょうか？ という質問が書かれていたりします。
何もしなくて大丈夫です。
ダキニ天さんも眷属も、その間違いには慣れていますから、
「おやおや、間違ってるねぇ～」で終わりです。
知らなくて柏手を打ってしまったのはもちろん、
知っていたのに、うっかりして柏手を打ってしまったのも、何の問題もありません。
その場で気づけば「すみません」と言えばいいですし、
帰宅して気づいた場合は、次回行った時に「あの時はすみませんでした」で、オーケーです。
謝罪すること自体が、ものすごく丁寧なので、喜んでもらえます。
次回の予定がないんです、という方は、そのままでまったく問題ないです。
ダキニ天さんも眷属も、知らずに、または、ついうっかりして柏手を打ったくらいで、
怒ったりしませんし、機嫌をそこねることもありません。
これはどの神仏でもそうです。
「神社なのに、お寺のように柏手を打たずに、お願いをしてしまいました」
「お寺なのに祝詞を唱えてしまいました」
このような間違いは、神仏にとっては、失礼なことではないのです。
「間違えてるな～」と思うだけです。
なので、いつまでも悩む必要はありません。
「いや〜、でも、すごく気になるんです～」という方は、「次に行った時に謝罪をしよう！」と決めておけばいいと思います。
そして、その次回は、１０年後でも２０年後でも大丈夫です。
行ける時がきたら、で、かまわないのです。
７月１３日発売です。