※前回の続きです。
なんだか心に引っかかる、
後味の悪い思いがする、
反省したり、後悔したりするような場面が、
昔はそうでもなかったのに、最近になって、たまに浮かぶようになった……。
これには、理由があります。
本人は気づいていないかもしれませんが、霊格が上がっているのです。
昔の霊格、数年前の霊格では、まったく心に引っかからなかった、ということが、
霊格が向上したことによって、反省する出来事になったり、「悪かったな~」と謝るような気持ちになったりします。
霊格が上がれば、当然のことながら、「良心の質」も向上しています。
ですから、「良心が痛む」ことのレベルも、上がっているというわけです。
霊格は、修行をすることで上がります。
心の持ち方、人への接し方などの「心の修行」でも、霊格は上がります。
「心の持ち方はずっと同じですし、修行なんてしたことありませんけど~」と思われている方も、本人が気づかないうちに、ちゃんと修行となることをしているのです。
神仏が大好きで、神社仏閣を時々訪れている、という方は小さな修行を重ねています。
霊格が上がります。
神様がいる山に登ることは、大きな修行になります。
9合目や山頂まで車で登っても、ロープウェイなどを使っても、修行クリアのハンコをくれる神様がいるので、登山道を少し歩いただけで大きな修行をしていることがあります。
「心の修行」はしていない、そこまで人間はできていない、と思われている方も、実は知らないところで、心の修行をしています。
どなたも今までの人生で、さまざまな人間関係があったのではないでしょうか。
その時々で、学んでいること、修行となっていることがあるのです。
身近な軽い例にたとえますと……
友人と一緒にテーマパークに行った。
あちこちを歩きまわり、最後に一番楽しみにしていたアトラクションに行こうとした。
ふと見ると、友人がしんどそうにしている。
顔色もよくない。
友人は「大丈夫」と言うが、無理はさせたくない。
数日前から楽しみにしていたアトラクションなので、涙が出るくらい残念だけど、でも今回は仕方ない! あきらめよう! という、
この「相手を思う気持ち」は、霊格を上げます。
人と会話をする時に、こう言ったら悲しい思いをするかな、こう言うといい気持ちがしないだろうな、と、傷つけないように配慮するのもそうですし、
大噴火級の怒りを覚えても、大声でギャーギャー怒鳴ったりせず、グッと我慢して冷静に対処するとか、
あちこちでささやかながら、誠意を持って頑張ってきた、それらのことは霊格を上げているのです。
霊格が上がることによって、良心の質が向上した結果、
以前はそこまで気にならなかった過去の言動、行為、行動が、
「いやいや、あれは、あかんやろ~」と、良心が痛む出来事になった、良心に引っかかるようになった、というわけです。
それで、たまにフッと浮かんでくるのです。
こういう状態になったら、反省や後悔する気持ち、自分を責める気持ちが、フッと浮かぶたびに出てきます。
ちゃんと反省をしても、人生の中で、何度も何度も出てくるわけです。
霊格が上がるにしたがって、その数も増えていきます。
そうなったら、どうすればいいのでしょうか。
というわけで、次回に続きます。