※前回の続きです。
まだ五感にうまく変換ができない、たとえ五感に変換していても、微弱で「かすか」な感覚なので気がつかない、という方がいると思います。
ダイレクトに気持ちが反応しているのに、自分の感情だと思って気がつかない、というパターンもあります。
神仏は、その人が変換できていない、うまく反応していない、よって、気づいていない、とわかっています。
けれど、神仏はその人のことをとても大事に思っていたり、慈しんでいたりするわけです。
参拝に来てくれたことが嬉しいので、なんとかして歓迎の気持ちを伝えてやりたい、と思います。
変換できない、気持ちでも受け取れていない、となると、現実の世界で見える〝歓迎のサイン〟しか伝える方法がないわけです。
「神社に行くと、祈祷が始まることが多いです」
「神社で結婚式によく遭遇します」
「神社に行くと、何かしら生き物が出てきて、こちらを見ています。不思議です」
「なぜか龍の形の雲をよく見ます」
「参拝後は嬉しいことがよく起こります」
などなど、他にもたくさんの歓迎のサインがありますが、こういうことが多い人は、神仏が〝わざわざ〟歓迎のサインを見せるくらい、参拝を喜んでいます。
どれほど可愛がってもらえているのかが、これでおわかりになると思います。
サインを見つけたら、歓迎されていることは確実ですから、練習のチャンスです。
「よう来たよう来た」という神仏の歓迎の気持ち、それを「わかる」能力で、
一瞬で、「!」とわかったのか、検証します。
いくつかある変換方法で、何かに変換していないのか、感じてみます。
とにかく、練習、練習。
練習あるのみです。
わかる能力が発達してくると、五感でも感じられるようになります。
変換もうまくなって、レベルもどんどん上がります。
ここで、気をつけるべきことは、人と自分を比べない、ということです。
自分がまだ、10段階の「1」しかわかっていないとします。
それなのに、人は「3」わかると、SNSなどで「私は特別なのよ! エッヘン!」と、自慢をしている。
なんだかとっても悔しい、負けているみたいで焦る……というのは、本当によくないです。
人の進み具合は気にしないことが一番です。
こう言ってはなんですが、人より優れていると自慢する時点で、その人の心は神仏からちょっと離れています。
大雑把であやふやな「3」よりも、基礎がしっかりしている濃厚な「1」のほうが断然価値があります。
少し遅くても土台をキッチリ作っている人は、すぐに追いつき、そこから一気に追い抜きます。
ですから、負けたという感情は持たなくてもいいのです。
最初は、わかりやすい神仏の歓迎を「!」と、「わかる」ところから始め、この「わかる」感覚を貯金していきます。
すると、「わかる」感覚が自分のものとなって、当たり前になります。
すると、もっともっと多くのことがわかるようになるのです。
いろんな場所へ行って、いろんな練習をすると、上達も早いです。
仏像が仏様につながっているのか感じてみる、
霊山に龍や天狗がいるのか感じてみる、
パワースポットにはどんなパワーがあるのか感じてみる、
などたくさんの練習、訓練をします。
わかることが徐々に広がっていけば、やがてそれは神仏へと向かいます。
その寺社に神仏がいるのかいないのかがわかる、笑っているのかどうかも、どれくらいの神格なのかもわかる……というふうに進化していきます。
神仏霊能力が徐々に上達していくと、世界が、人生が変わっていきます。![]()
※次回が最終回です。続きます。