今回の新刊では、すべての仏様を「さん」と表記しています。
薬師如来さん、大日如来さん、などです。
でも、別の本では薬師如来様、大日如来様、と書いていたりします。
えっと、これはですね、参拝した仏像に差があるわけではありません。
私は、通常、神様のことは「神さん」と言っています。
私だけでなく、私の家族や親戚もそうです。
こうお呼びしてもいいことは、霊能者だった祖母と審神者だった祖父が、神様に確認済みです。
なので、子どもの頃から、神格が高い山岳系神様でも、「お山の神さん」でしたし、
大頭神社の神様も、所在地が大野なので「大野の神さん」とお呼びしていました。
ただ、公の場で「神さん」と言うのはダメだろう……と思ったので、ブログや本では「神様」で統一しています。
実際は、現地に行ったら「出雲の神さん、こんにちは~」とか、伊勢神宮では「私担当の神さ~ん、お久しぶりです」というふうに言っています。
神様方は、ニコニコして出てこられます。
「さん」で呼ぶことは、失礼でもなんでもありません。
皆様もできたら一度、神棚や神社で、「神さ~ん」と呼んでみるといいです。
「神さん、こんにちは~!」と言うと、「神様」と呼ぶよりも、ぐーんと存在が身近になります。
緊張もほぐれるし、話しやすくなります。
神様をもっと感じやすくなると思います。
こういう気持ちで接するほうが、神様のほうも親しみが湧くようです。
「相手は神様ですから、そんなに打ち解けた呼び方は無理です……」
というご意見もあると思います。
そのお気持ちもわかります。
なので、そう思う方は、「神様」のほうがいいと思います。
信仰は個人の自由ですから、私のように「神さん」とお呼びするのも、「神様」とお呼びするのも、どちらもオーケーです。
自分に合っている呼び方で接することが一番です。
同じく、仏様のほうも、私は「さん」と呼んでいます。
お不動さん、多聞天さんは一貫して、最初からこう書いてきましたが、他の仏様は「様」で書いてきました。
けれどこちらも、本当は「さん」で呼ぶほうが、馴染むというか、近づけるのです。
たまにお寺でお話を聞くことがありますが、お寺の関係者の方は、「阿弥陀さん」とか「お薬師さん」とか、「さん」で呼んでいます。
これが普通なのです。
今まであちこちに神仏のことを詳しく書いてきたので、神仏がどのような存在(お方)なのか、ということは、皆様もご存知だと思います。
必要以上におそれて、距離を置いた参拝をするよりも、
「お釈迦さん、こんにちは~♪」と、親しみを持って接するほうがおすすめです。