次の新刊には、将門さんの名前が出てきます。
でも、将門さんのことを書いているわけではなく、狸の神様が言った言葉の中に、〝平将門〟という名前が出ただけです。
たったそれだけなのですが……
本に書くからには許可をもらわなければなりません。
で、少し前になりますが、神田明神に行きました。
「まったく書く予定ではなかったのですが、狸の神様が名前を出したので、書かないわけにはいかず……
それで許可をもらいに来ました!」と言うと、
将門さんは朗らかに笑っていました。
「そんなことでわざわざ来なくてもいいぞ」と。
なんだ、その許可をもらうためにわざわざ来たのか、という感じで、
誠意を認めてくれて、いつもよりニコニコと優しかったです。
以前にも書きましたが、SNSなどで神社仏閣を紹介をする時は、礼儀として、許可をもらったほうがいいです。
参拝した時に、言っておくことがおすすめです。
もちろん、無断で書いたからといって叱られたりはしませんし、将門さんのように、許可を取りに来なくてもいいと言ってくれる神様もいます。
断りもなく書いたからといって、「こいつは、モー」みたいになることはありません。
けれど、今回の参拝でわかったのは、ちゃんと許可をもらいに行くと、神様は喜んでくれる、ということです。
それは、自分のことを深く信仰しているという意味の喜びではなく、
私という人間が、礼を尽くした……言い方を変えると、ひとつ良いことをした、という喜びです。
私が、小さなひとつ分ですが、魂の成長をしたわけですから、単純に私のことを思っての喜びなのです。
ですから皆さんも、ひとこと言っておいたほうがいいかな~、許可をもらったほうがいいかな~、ということは言いに行くといいです。
人間が思っている以上に、神仏はそれを喜んでくれます。
将門さんの名前しか出てきませんが、重要な話のところで登場します。
3月23日発売です。