以前に、神棚に3社祀っていれば、3つお願いをしても問題ありませんよ、ということをお伝えしました。
私の母は、実際に、3柱の神様に別々のお願いをしています。
この記事を読んだ方から、「お願いの仕方」について多くの質問が届きました。
今回はそのへんについてちょっと詳しく書いてみたいと思います。
神様にお願いをする時は、3柱すべてにまとめてお願いをしても、
個別に願掛けをしても、どちらでもかまいません。
まとめてお願いをするとは、たとえば、こんな感じです。
2拍手して、祝詞を唱え、それから3柱の神様に「いつもありがとうございます。家族がみんな健康でありますように。夫の仕事がうまくいきますように。息子が学校でイジメられたりしませんように、家族をお守り下さい」と言います。
指名してお願いをするとは、たとえば、こんな感じです。
「八幡宮の神様、天満宮の神様、お稲荷さん、いつもありがとうございます。八幡宮の神様、夫の仕事がうまくいきますようにお守り下さい。天満宮の神様、息子が学校でイジメられたりしませんようにお守り下さい。お稲荷さん、家族全員が健康でつつがなく暮らせますようにお守り下さい」
このように指名をすれば、頼まれたその神様が、お願いされたことを聞いてくれます。
まとめて言った場合は、神様のほうで、どの神様がどの願いを聞けばベストなのかを判断してくれます。
ですから、お願いの仕方はどちらでもかまいません。
以前の記事で、神棚の神様にするお願いの基本は「家族を守って下さい」ということだとお伝えしました。
家に来てくれる神様は、「この者(家)を守ってやろう」というお気持ちで来てくれているので、そのありがたい思いに沿った願掛けがベストなのです。
けれど、違うお願いも悪くはありません。
してもかまいませんし、もちろん、神様のほうも叶えるように動いてくれます。
ただ、あれこれ目まぐるしく願掛けを変えるのは、やめておいたほうがいいです。
たとえば、神棚に1柱を祀っているとします。
先週は「縁結びをお願いします。私に合ういい人を見つけて下さい」だったのに、
今週に入ると「転職したいので、働きやすい職場で、お給料の高いところを見つけて下さい」という願掛けに変え、
また2~3日したところで、「資格試験を受けることにしました。合格させて下さい」に変えたりすると、
神様はいったいどれを叶えればいいのか……となります。
一般の家庭に、神社のご祭神クラスが来ていることは非常にまれで、ほとんどは眷属クラスだということも以前にお伝えしました。
大きな願掛けをすると、守るほうが手薄になる可能性があります。
なので、縁結びなどの大きな願掛けは、別の神社に行ったほうがいいです。
自営業で会社に神棚を置いている場合、これは「会社の神棚」です。
お店に設置した神棚は「お店の神棚」です。
最初から、会社を守る、お店を守る、会社やお店を繁盛させる、というための神棚なのです。
神様もそのつもりで入っています。
ですから、会社やお店の神棚で、家族のことを守って下さい、というのは、もったいないです。(お願いすることはかまいません)
商売やビジネスのために設置している神棚は、「商売繁盛」をお願いすることが当たり前ですから、金運の願掛けをすることに遠慮はいらないです。
大きく繁盛しますように! という願いも問題ありません。
こちらも、3社もしくは5社の場合、ひとまとめに願掛けをしても、個別にお願いしても、どちらもオーケーです。
自営業だけど、家にしか神棚がない、というお宅は、「商売繁盛」のために1柱祀るといいです。
おふだをいただく時に、神社で、自営業であることや、商売繁盛を専門でお願いしたいことなどを詳しくお話をして、おふだをお迎えします。
こうすれば、家の神棚に祀った神様でも、その1柱は事業専門の神様となり、会社やお店をしっかりと守ってくれます。
私が初めて見るお姿の神様も登場します。
3月23日発売です。