今月に入って元夫と一緒に、豊川稲荷東京別院に、本年のご挨拶に伺いました。
本堂でご挨拶をして、奥の院でも手を合わせ、おみくじを引こうとした時です。
休日なのに、元夫に会社の人から電話が入りました。
元夫は急いで境内を出て、会話を終えて戻ってきましたが、極端に機嫌が悪くなっています。
そこからは、ずっとイライラしっぱなしでした。
イライラとおみくじを引き、よくない内容だったのでイライラとおみくじを結ぶところに結び、イライラ全開で境内を歩いていました。
それから1週間くらいたった、ある日のことです。
元夫が、「ダキニ天さんのところに、また行きたい」と言い出しました。
「年明けの挨拶は1回でいいよ」
「俺、境内でイライラしたやろ? 失礼やったと思うねん」
「ん~、そこまで気にしなくてもいいと思うけど?」
「いや、あかん。そのせいで、守ってもらえてへん」
聞けば、運の悪いことが立て続けに起こり、運気が低迷していて、そこから抜けられないと言うのです。
人間は誰でも、運気の悪い時があります。
それはダキニ天さんのせいではありません。
けれど、「失礼をしたから謝りたい」という気持ちは、尊重すべきなので、参拝に付き合いました。
謝罪に行った日は、本堂のところに行くと祈祷が行われており、ありがたい読経を聞かせてもらえました。
その後、奥の院でおみくじを引いて、コインを洗っていると、そこでも奥の院から響いてくる太鼓の音を聞かせてもらえたのです。
大歓迎です。
境内でイライラしたことを、わざわざ謝罪に行ったので、喜んでもらえているようでした。
もちろん、元夫のおみくじは「大吉」です。
元夫は大喜びで、隅から隅まで丁寧に読み、「ここの部分だけ、ちょっとよくないことが書かれているねんな~」と言います。
「おみくじの内容は、そのまま全部がストレートにメッセージじゃないって教えたやん?」
「あ? そうやった?」
「それはね、歓迎の印の大吉だからね。書かれている細かい内容はいちいち全部気にしなくていいねん。わざわざ謝罪に来たんやな~、よしよし、ってことで、ごほうびとして大吉をくれているんだから」
「そうなんや!」
そこからは、るんるん♪ で、元夫は上機嫌でした。
驚いたのは、週明けに(行ったのは土曜日です)、あっという間に状況が変わったことです。
元夫は一気に運気低迷から脱出しました。
それどころか、非常によい運勢になって、そこからはラッキーの連続なのです。
境内でイライラしたからといって、それでダキニ天さんが守りを解く、ということはありません。
なので、運気低迷はダキニ天さんとは関係がなかったのです。
けれど、イライラしたせいでダキニ天さんは気分がよくなかったかも? たいへんな失礼をしてしまったかも! と、思う気持ちや、
わざわざ謝罪に行ったことは評価されたのです。
それで、特別に運気上昇をもらえたわけですね。
へぇ~、こういうことがあるんだな~、と学びました。
豊川稲荷東京別院のダキニ天さんは、クールですが芯は優しいのです。
ちなみに、私は、2回目参拝のご挨拶の時、「元夫の付き添いで来ました」と言いました。
これはですね、失敗です。
付き添いでなければ、来ていませんけどね~、という意味にも取れるからです。
その結果、眷属に「お前はモー」と思われたのか、おみくじは末吉でした。
けっこうキツイ内容が書かれていました〜。
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