少し前の話ですが、元夫がたまたま「妻恋神社」(東京都文京区)の前を通りました。
名前から、「妻が恋しい」のかな、「妻と恋をする」という意味かな、ということで、名前に惹かれて境内に入ったそうです。
境内で説明を読んで、ヤマトタケルの神社であることがわかりました。
ヤマトタケルが賊の平定のために東国へと進み、千葉へ船で渡ろうとした時に、暴風雨に襲われたそうです。
船が沈みそうになったところ、奥さんが夫の身代わりとして海に身を投じてくれたおかげで、嵐はおさまりました。
自分のことを思って、身を投じて助けてくれた奥さん、その奥さんをずっと思っているヤマトタケル……と、元夫は感動したそうです。
元夫は昔から水谷豊さんが好きで、その水谷さんが奥さんを大事にしているところにも、ものすごく好感を持っています。
奥さんを大事にする人が好きなのです。
で、絵馬がよかったので買おうとしたそうですが、授与所が開いていなかったので、買えなかった、残念、と言っておりました。
「絵馬、よかったよ~」と、わざわざ現地で写した写真を、私に送ってくれました。
妻を恋しく思う姿ですね。
よかったね~、いい神社に出会えて、で、終われば、なんの問題もないのですが……。
この話を誰かに話すかもしれないので、一応、知っておいたほうがいいのでは? と思い、
「ヤマトタケルは再婚したよ〜」とメールを返しました。
すると、返ってきたのがこちらです。
「入水して救ったのは最初の奥さんで、そのあとに再婚してるんやね~」
と詳しく書いてみたら、また返事が来ました。
その後、自分で調べたようですが、古代のことなので、
事実は誰にもわからんやんか、
俺の中ではヤマトタケルは再婚してへん!
奥さんをずっと思い続けたんや! と言っておりました。
あ〜、はいはい、そうやね~、それでいいんじゃない? と同意しておきました。