※前回の続きです。
願掛けが叶わない理由④
叶うと不幸になってしまう
これはレアなケースですが、こういうこともあります。
神様は、人間が手を合わせて、一生懸命にお願いしている姿をみたら、「なんとかして叶えてやりたい」と思います。
けれど、叶えた先に不幸が待っているとしたら……
神様はその人が可愛いゆえに叶えません。
願掛けが叶わなかったら、人間は理由がわかりませんから、
「この神様はダメだ、叶える力がないんだ」と低く見たり、
「ここの神様に嫌われているのかも? もう参拝はやめよう」と、来なくなる、誤解することがあります。
神様は、それを承知のうえで、
願掛けを叶えないことで、その人を守ります。
お子さんの受験で、合格祈願をしたのに叶わなかった、神社に何度もお願いに行ったのに、合格確実だと言われていたのに、どうして合格しなかったのか……。
結果に納得がいかない……。
神様に対する不満が爆発するかもしれませんが、実は大事な我が子を、将来の不幸から守ってもらっている可能性があるのです。
希望する学校に行っていたら、壮絶なイジメにあっていたのかもしれません。
そのせいで、お子さんは心を病んでしまい、回復するまでに膨大な時間がかかる……
そのような未来が待っているとしたら、神様は願掛けを叶えないどころか、合格させないのです。
その人を守るための結果だった、でもそれは願掛け成就とは正反対だった、というパターンもある、ということは知っておいたほうがいいかな、と思います。
さて、次がシリーズ最後の「願掛けが叶わない理由」です。
今回、この連載を始めたのは、次の⑤を書くべきだと思ったからです。
というわけで続きます。