※前回の続きです。
願掛けが叶わない理由②
時期が今ではない
今、その願いを叶えるよりも、もう少し先で叶えたほうが幸せになる、となれば、神様はすぐには叶えません。
時期を待ちます。
たとえば、「家を購入したいので、よい物件が見つかりますように」という願掛けをしたとします。
エリア、価格、土地面積、間取り、方角、周辺環境などの希望を、神様に細かくお話をします。
一生住む家ですから、欠陥住宅を買うことは避けたい、そこも一生懸命にお願いします。
願掛けを聞いた神様は物件を探してくれます。
けれど、今はいい物件がまったくない、ということがあるわけです。
条件にはピッタリだけど、隣家の住人が意地悪で、子どもに嫌がらせをするような人だったら、そこを「見つけない」ようにもしてくれます。
気持ちよく暮らせる家が「今」はない、だけど、2年後だったら理想とピッタリの物件が出る、となれば、願掛けは叶いません。
神様にお願いしたのに、なかなかいい物件にめぐり合えない、という状態になるのです。
で、妥協して「ここなら、まぁ、マシかな」と申し込みを決めたら、タッチの差で別の人が申し込んでしまった……
というふうに、「叶わない」状態が続きます。
2年後に理想とピッタリの物件を買ったほうがいいからです。
物件側の問題だけでなく、願掛けをした人の家庭を見て、神様が「今ではない」と判断することもあります。
余裕がないギリギリ状態でのマイホーム計画だった場合、夫はここから先、長い期間、お小遣いを減らされる予定です。
奥さんも2ヶ月に1回行っていた美容院を、半年に1回にしたり、厳しく節約しなければいけない生活が待っています。
マイホームを手に入れた直後は、明るく我慢ができますが、そのうちケンカが増えていきます。
家庭がうまくいかなくなる……へたをすれば離婚、という将来が見えたら、神様は願掛けを叶えません。
もう少し余裕ができる時期まで待ちます。
家を買っていない「今」は、家族が仲良く幸せなのですから、幸せでいるほうを選ぶのです。
夫が3年後に大出世をする、給料が大きくアップする、という場合も、叶えないことがあります。
家は3年後のその時に買ったほうが、いいものを買えるわけで、そうなると「見つからない」という状態が続きます。
逆に言えば、「今ではない」ということは、のちに叶う、その時期が来たら叶う、ということです。
でも、人間の私たちには、時期が今ではない、ということがわかりません。
神様が叶える方向で調整していることもわからないし、それを知ることは不可能です。
なので、叶わなかったとしても、「あーあ、叶わなかったわ~」とあきらめるのではなく、しばらくして、またお願いに行くことが、重要なポイントとなります。
前回は、神様や眷属の「手がまわらない」というパターンでした。
こちらもあきらめずに何回か行くことがポイントでした。
今回の「時期が今ではない」も、同じです。
もしも、先で叶うように調整されていたとしても、何回か行くといいです。
その願掛けに一生懸命であることがわかってもらえるからです。
縁結びだったら条件の細かい変更とか、そういう心境の変化や、ちょっとしたこともすべてしっかりとお話をすることで、よりよい「心願成就」にしてもらえます。
※続きます。