空海さんが「〝仏教〟に帰依しなさい」とか「〝仏教〟をもっと勉強しなさい」とか、仏教という宗教に入りなさい、みたいな話をしたことは、一度もありません。
最澄さんもそうです。
「神仏のことを伝えています」と言うと、「頑張りなさい」と、長宴さん(見えない世界のお坊さんで、最澄さんのお弟子さんです)をつけてくれました。
応援はしてくれますが、〝仏教〟を広めなさい、などと言われたことは一度もありません。
高僧であった鑑真さんも、円仁さんも、元三大師さんも、そのようなことは決して言いません。
キリストも「クリスチャンになりなさい」とか、「キリスト教だけが正しい」などと、絶対に言いませんし、
神様も「信仰は神だけにしなさい」などと、天地がひっくり返っても言いません。
〝信仰は個人の自由〟であることを、神仏だったら、どなたも知っているのです。
要約しますと、
宗教の対象となっている神仏でさえ、
・(その神仏を信仰する)宗教に入りなさい
・その神、その仏だけを信仰しなさい
・他の宗教を信じてはいけない
などと、言わないのです。
さて、ここで、私のお話です。
書いている内容の反対意見をいただくことがあります。
他の人が私と正反対のことを書いていて、それを読んで、どちらが正しいのか迷う、というメッセージをいただくこともあります。
私は、うさんくさいと思われても、変なオバサンだと思われても、神仏に聞いたことをそのまま、正直に書いています。
けれど、私だけが正しいとは思っておりません。
当然、違う意見もあるでしょうし、
違う見方もあると思います。
スピリチュアルも宗教と同じで、
どれか1つだけ正しくて、他はすべて間違いというものではないと思います。
仏教には仏教のよさがあり、神道には神道のよさがあります。
キリスト教にはキリスト教のよさがあるのです。
どれか1つの宗教に無理をして入らなくても、よい部分だけを、あちらからもこちらからも、たくさんいただけばいいのです。
神様も、仏様も、キリストも、それをよしとしています。
〝信仰〟は自分だけのものです。
そして信仰は、本当に〝大事なもの〟なのです。
何かの宗教に、もしくは、誰かの「こうしなさい」という意見で、一色に塗られていいものではありません。
同じように、個人の〝スピリチュアルな世界〟も、自分だけのものであり、本当に大事なものです。
ですから、どちらを信じればいいのかわからないという時は、誰かに指示してもらうのではなく、自分の直感(魂からのサインですね)で、判断するのがベストだと思います。