今日はお寺について、ちょっと書いてみたいと思います。
同じ仏教、さらに同じ宗派だったとしても、お寺によってカラーはいろいろです。
そのお寺なりの特徴があって、そこがわかると参拝がより楽しくなります。
私が特に「ありがたいな~」と思うのは、仏様と結縁をさせてくれるお寺です。
普通だったら仏様を拝むだけですが、お寺によっては、仏像のどこかに紐(細い綱)を結んでいるのです。
その紐が、外陣のこちらまで伸ばされていて、その紐をさわることで、仏様と結縁させてもらえる、というわけです。
紐をどのようにさわるのか、書いていないところのほうが多いので、さわり方はどうぞご自由に、ということのようです。
多くの人は、両手で紐をはさむようにして持つのではないかと思いますが、私は額に当てています。
まず両手で挟んで、それから、はさんだままで額に持って行き、くっつけます。
直接額にはくっつけていません。
自分の両手ではさんだ状態のまま、おでこにくっつけているのです。
合掌した手を額にくっつけるという感じです。
こうすることで、その仏様に、私という人物を覚えてもらえます。
よほどのことがない限り、ご縁もいただけるように思います。
ですから、仏像からの紐がこちらまで伸ばされている、というお寺は非常にラッキーなのです。
もしも、真言を知っている仏様だったら、額に当てる時に真言を唱えると、より丁寧で、礼儀正しい参拝になります。
結縁できます、と書いていなくて、紐だけが仏像から伸びている……
という、さりげな〜くありがたいことをしているお寺もありますから、お参りする時は注意して見ることをおすすめします。
11月8日発売です。