長々と書いてきましたが、1回目の話に戻ります。
一般的に言われている「よくないこと」……
これをしません、口に出しません、と神仏に約束をした。
でも、それをつい破ってしまった(つまり、よくないことをした、よくないことを言ってしまったということですね)、
その後、バチがあたった、どうしよう……というのが、このシリーズ1回目のお話でした。
神仏とこのような約束をしていなくても、「これはしちゃダメだろう」と思いつつ、よくないことをしたり、ちょっとよくない性格になったりして、それでバチがあたってしまった……。
という、このバチは、叱られているのではなくて、神仏の優しさなのです。
バチがあたったかも? という出来事があったら、バチだと思わずに、ちょっと自分を振り返ってみることをおすすめします。
バチだと思うと、「叱られている」「謝りに行かなければ」「神様、ごめんなさい」「許してもらいたい」という方向に思考がいってしまいます。
本質を見失ってしまうのです。
神仏が、自分の霊格を守ろうとしてくれたことに気がつきません。
なので、これ以上、霊格を下げないようにしよう、というところに意識がいかないのです。
注意されたその時なら、霊格を軽く取り戻せるところにいるのに、
「バチだ」「怒られた」「悲しい」「許してもらえるかな」ということで心をいっぱいにしてしまったら、もったいないです。
自分を振り返って、「あれがちょっとよくなかったのかも?」と気づけば、そのようなことはもうしないでしょうし、反省すればそこでストップがかかります。
そうなると、また日々の生活で、人に親切にしたり、正しく生きていくことで、霊格は上がっていくのです。
すぐにもとに戻ります。
神仏は、「霊格を落としてはいかん。もっと自分を大事にしなさい」と心配して注意をしてくれます。
それは本当にその人のことが可愛いからです。
そして、霊格もある程度高い人だから、正してくれるのです。
自分の霊格が高いことを意識していなかったら、平気で落とすようなことをするかもしれません。
ここは声を大にして言いたいのですが、自分の霊格は甘くみないほうがいいです。
神仏に可愛がられていること、目をかけてもらっていることも、自覚したほうがいいです。
でなければ、守ってもらったのに、バチをあてられた! と嘆いてしまう可能性があります。
「神様、霊格を落とさないように修正ができました、ありがとうございました」と言うべきところ、
「バチをあてられたわー、あーあ!」と、信仰を捨てるかもしれないのです。
注意してもらったことがわかれば、振り返って反省をし(反省は1回すればオーケーです。しつこく何回もしなくても大丈夫です)、
そこからはまた明るく前を向いていけば、霊格はすぐにもとに戻ります。
素直に反省ができた人は、神仏に「よしよし」と頭を撫でられて、さらに大きなご加護ももらえます。
人間は、人間ですから、失敗することもあります。
間違えることもあるのです。
そうなっても、ありがたいことに、神仏は霊格を落とさないよう守ってくれます。
……というわけで、これは、優しい〝神仏〟がバチに思えるようなことを起こして、注意をしてくれるお話でした。
シリーズの最後は、神仏とは違う、絶対神のお話で締めたいと思います。
※続きます。