坂本龍馬取材から判明したことは、龍馬自身は神仏に願掛けをしなかった、ということです。
そこで私は不思議に思いました。
神仏の助けなしに、あそこまでできるものなのか? と。
そこで、神様に聞いてみました。
すると、その答えは、まわりの人の信仰心が龍馬を守った、龍馬をサポートした、でした。
龍馬の周囲の人はみんな、とても信心深かったそうで、神仏に自分のことをお願いするのではなく、龍馬のことを一心に祈願していたといいます。
神仏は信仰心が厚い人のことを、本当に大切に思っています。
その人が、自分のことを横に置いてまでお願いをするのですから、その願いは特別な理由がない限り……
たとえば、生まれる前に本人が決めた出来事だったり、願いを叶えたら不幸になるなどの、正当な理由がない限り聞いてもらえます。
人のことを一生懸命にお願いする、その思い、その気持ちは、大変尊いものです。
そのような崇高な気持ちを、神仏は無視しません。
龍馬の姉が、「龍馬が無事に脱藩できますように」と願い、
脱藩したあとは、「大きなことを成し遂げられますように」と、せっせと寺社に通ってお願いをすれば、
龍馬の姉のことが可愛い神仏は、その願いを叶えるのです。
姉だけでなく、兄、姪、付き合った女性、龍馬に好意を持った女性、妻など、多くの人がそれぞれの神仏に願うことで、龍馬は多くのサポートを受けられたわけですね。
これは、私たちにもいえることです。
私たちは、大切な人に、見えない世界から大きなサポートを贈ることができます。
たとえその人に信仰心がなくても、です。
見えない世界からのサポートは、現実世界でするサポートよりも強力です。
神仏から手助けをしてもらえるので、効果が、比較にならないほど大きいのです。
ただし、これは内緒でやるから叶えてもらえる、という部分があります。
本人に「あなたのために神仏に願掛けしているのよ」と、恩着せがましく言うことは、神仏の心証がよくありません。
なので、叶えてもらいたい方は、本人には内緒で、そっとお願いをしたほうがいいです。
応援したい人、成功してほしい人がいたら、その人への最高のプレゼントとなるのが……
見えない世界からの神仏の大きなサポートなのです。