ありがたいことに、たまに読者さんが、参拝した時のいろんな写真を見せてくれます。
つい最近、見せてもらったのは、お出迎えの猫ちゃんでしたが、写真に「ダルそうでした(笑)」と書かれていました。
見ると、本当に「あ~、ダルぅ~。でも神様にお出迎えを頼まれたから仕方ないわー」という顔で写っていました。
笑いました。
別の読者さんの写真は、手水舎の屋根の上に座っている猫ちゃんで、「下山する参拝者をず~っと監視? 見守って? くれました」と書かれていました。
たしかに、こちらの猫ちゃんはシャキーッと座っており、威厳のあるオーラが漂っていました。
俺はお役目をしっかりやるぜ! という雰囲気なのです。
思わず笑みがこぼれました。
神社仏閣を参拝したら、ノートに記録しておくことがおすすめですよ、と本に書いたことがあります。
面倒ではないという方は、写真も添えておくと、もっといい記録になります。
歓迎、お出迎え、お見送りの写真は、何回見ても、ほっこりほこほこします。
今回の読者さんの写真のように、他人である私が見ても、ほのぼの~っと心があたたかくなるのですから、歓迎してもらった本人にとってはこれは大切な宝物です。
記録をおすすめする理由は、「神仏霊能力」のレベルが上がってきたら、あとになって、いろんな疑問や不思議だったことが理解できるようになるからです。
参拝を重ねていると、徐々に神仏に関係したいろんなことがわかってくるようになります。
何年かたったのち、「ああ、これはこういうことだったんだ~」と霧が晴れるようにわかることもあるのです。
ですから、「自分がいる」その時の境内の様子や雰囲気は、じっくりと観察することをおすすめします。
思いがけない発見があったり、喜びがあったりしますし、今はわからなくても、何年か先で感激するようなものもあるからです。
どこかに書いたと思いますが、たとえば、お賽銭箱の上にバッタがいたら、それは特別です。
お賽銭箱の上には何もいない、というのが普通の状態だからです。
生き物のお出迎えやお見送りは特に嬉しいですね。
下の写真は、あるお寺でお出迎えをしてくれた猫ちゃんです。
駐車場に車を停め、境内に入る直前に電話がかかってきたので、20分ほど話をして、境内に入ったところです。
つまり、お寺には到着していたのに、境内に入るのが遅れたのです。
猫ちゃん、睨んでいますね~。
「ンモー、遅いやん、何しとったん?」という気持ちが顔に出ています。
「うわぁ、ごめんごめん! ごめんね!」と謝ると、のっしのっしと近づいてきて、私の横を「ツーン!」と歩いて去って行きました。
抗議の気持ちを表現していましたが、お出迎えはしてくれたのです。
思わず笑顔になりました。
こういうのも、参拝の楽しみのひとつです。
神仏がその様子を見てウフフと笑ってくれるので、本人が気づいていなくても、なごやかな良い参拝をさせてもらっているのです。