皆様、ありがとうございます。
新刊が4月21日に、PHP研究所さんから発売されます。
タイトルは 『神様のためにあなたができること』 で、
定価は 1,595 円(税込)です。
この本のメインは、人間が持っている「信仰心」の素晴らしいパワーについて、です。
私は数年前まで、信仰心にパワーがあることを知りませんでした。
秀吉さんのことを初めて本に書いた時、ひとりぼっちの秀吉さんが寂しくないように「興味がおありの方は豊国廟に会いに行かれるといいと思います」と、何気なく書き添えました。
すると、それを読んでくれた大勢の読者さんが、豊国廟に足を運んでくれたのです。
その方々の信仰心が、驚くほど大きな効果を秀吉さんにもたらしました。
そのパワーは驚異的といえるもので、秀吉さん自身も大変驚いていました。
この時に私も、信仰心には計り知れない力がある、ということを学んだのです。
困っている神様や眷属をサポートするのは、純粋な「信仰心」、神様を心から思う「応援」です。
けれど、私がどんなに深く信仰をしても、熱く応援をしても、たったひとり分の信仰や応援には、そこまでのパワーはありません。
つまり、困っている神様がいても、私ひとりだけではどうすることもできない、というわけです。
ある程度の数が集まらないと……いい方を変えれば、ある程度の参拝者がいないと、大きなパワーにはならないのです。
私の読者さんは皆さん、心根の美しい、優しい方です。
これはお世辞や社交辞令でいっているのではなく、神仏も認めている事実です。
私ひとりではできないことでも、読者さんのお力を借りればできるかもしれない……ということで、信仰のパワーを知ってからは、さりげなく、応援が必要な神社や人物を本やブログに書いてきました。
本書はそのような神社や人物の「その後」がテーマです。
応援の協力をしてくれた読者さんへの報告とお礼も兼ねています。
再取材をしたところを順にご紹介しますと……。
・さまざまな悩みから抜けられずに苦しんでいた、自害した阿南さんがいる靖国神社
・多くの参拝客が来る高野山なのに、参拝する人がいなくて、パワーが大幅に衰えていた清高稲荷大明神
・子分である小さな眷属たちの修行のために、参拝者を増やしたいと、一の眷属が頑張っている源九郎稲荷神社
・神様にならないのはもったいないという、ユニークなお人柄の後醍醐天皇がいる吉野神宮
・秀吉さんを心配している弟さんとお母様がいる高野山の豊臣家墓所と、猛烈な勢いで神様修行を頑張っている秀吉さんがいる豊国廟
・何万という人の形をした、黒い悪想念に引きずられて、地獄の入口まで落ちてしまった織田信長さんとつながれる(供養が届く、見ることができる)お墓
・お稲荷さんと眷属の幸せを願って、参拝者を増やしたいといっていた、於菊さんがいる於菊稲荷神社
・四谷怪談のモデルにされて、悲しみのどん底にいたお岩さんがいる四谷於岩稲荷田宮神社
私の本を読むのは、これが初めてという方のために、どのエピソードも最初の参拝時のことをざっと説明しています。
ですので、この本から読み始めても、ちゃんと経緯がわかるようになっています。
人間の信仰心と応援が、どのようにそれぞれの状況を変えたのか……
その素晴らしい効果を、ぜひ知っていただきたいです。
本当に感動します。
第2部では、今まで多くの質問をもらってきた「喪」がつきやすい職業について書いています。
血がつながっていない他人の喪がついた場合、7日ほど神社参拝を控えますが、葬儀社にお勤めの方、医療従事者の方をはじめ、7日も日があかないという職業の方がいます。
神社に行きたいのに喪が明けない……という相談が多いので、そこを空海さんに聞いてきました。
次々に喪がつく職業の人は、どうすれば「仕事上の喪」がつかないようにできるのかという、解決策も教えてもらっています。
出雲大社では毎年、神在祭が行なわれます。
神在祭の出雲大社の様子は、実際にその場に行って、しっかりと見て、それを数年前に本に書きました。
しかし、出雲に行くほうの神様への取材、出発当日の一般の神社の様子については取材をしたことがありません。
そこで神在祭の初日、いくつかの神社を参拝してみたのです。
どのような準備をするのか、神様はどのような感じで出発されるのか、見てきたままを書いています。
石上神宮で成功の秘訣を教えてもらったのですが、「なるほど~〜〜〜〜〜〜!」と納得したので、これもシェアしています。
神武天皇が東征した頃の、関東の古代人だった神様についても書いています。
自分でいうのもなんですが、読みごたえのある1冊に仕上がっています。
人間に、多くの恩恵やごりやくを与えるのが、神様です。
その神様に、私たち人間でもお役に立てることがあったのです。
それはどういうもので、どのように喜ばれるのかを詳しく書いています。
人間は私たちが思っている以上に、力を持った「尊い存在」です。
そういう意味では、この本は人間の素晴らしさに気づくことができる1冊になるかもしれません。
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