最近になって、天狗は2種類だけではない、ということがわかってきて、その幅が広がってきました。
でも、スタンダードで有名なのは「大天狗」と「カラス天狗」です。
どちらもさまざまなサイズがいます。
巨大サイズは両方とも、5階建てのビルの高さくらいあります。
15メートル級です。
この大きさの天狗はそんなにたくさんいるわけではありません。
というか、まれです。
神格が高くて、ものすごいパワーを持っています。
サイズは自在に変えられるため、人間のそばにくる時は、しゅ~っと小さくなります。(それでも2メートルくらいあります)
逆に、極端に小さいサイズは、不思議なことにカラス天狗しかいません。
妖精みたいな感じで背中の羽根も小さく、飛んでいるのを見ても、天狗とは思えないです。
ぱっと見、妖精ですから、よーく見てはじめて「あ、カラス天狗なんだ」とわかります。
可愛いです。
妖精サイズのカラス天狗は単独でいるのではなく、数体一緒にいます。
将門さんの首塚に10体ほどいる眷属は、この小さなカラス天狗です。(確認しました)
私は全国あちこちの神社仏閣や霊山に行っていますが、大天狗の妖精サイズは見たことがないので、たぶん、いないのだと思います。
面白いですね。
大天狗とカラス天狗は、「天狗」と一緒にされていますが、実は種類が全然違うのです。
↓ うちにある天狗の置物です。
どちらもおみくじの入れ物です~。