本やブログに書いていないけれど、すでに参拝しました……という神社仏閣がけっこうあります。
書かなきゃ……と思いつつも、そのままにしていたら、リクエストが来たりします。
「うわぁ、すみません! すでに行ってるんですよ~」と、申し訳なく思うので……ちょっとサクサク書こうと思います。
まずは「幣立神宮(へいたてじんぐう)」です。
リクエストが多い神社だったので、大分~宮崎をまわった時に、行ってみました。
2017年、4年前です。
この神社には、おじいさん姿の神様がいます。
ものすごーくニコニコしていて、輝くような笑顔の、小さな(145センチくらいでしょうか)おじいさん神様です。
顔が真ん丸で、「おぉ、よう来てくれた、さあ、さあ、あがって」と、石段下の鳥居のところで歓迎してくれました。
この神様が生きていた時代は「縄文時代」です。
この日は寒かったので、その話題になると、当時動物の毛皮をぐるぐる巻いていたと話してくれました。
「もも」は「もも」でぐるぐる巻いて、「膝から下」は「膝から下」でぐるぐる巻いて、「腕」は「腕」でぐるぐる巻いて……みたいな感じで、部分部分で寒さをしのいでいたみたいです。
当時の平均寿命は、30~35歳くらいだったそうです。
みんな、怪我や軽い病気など、ほんのちょっとしたことでバタバタと死んでいたらしいです。
50歳まで生きられたら、それは驚くほどの長寿であり、すごい~! という時代です。
その時代に! この神様は、なんと! 92歳まで生きたそうです。(当時は年を数えることはしなかったため、亡くなってから、92年生きたと知ったみたいです)
「ひ~え~! すごいですね!」
そういうと、フフフと笑っていました。
60歳を過ぎる頃から、ムラ(集落)の住民に崇められたそうです。
神様が体に乗っていなければ、こんなに長生きができるはずがない、と誰もがそう信じていました。
ですから、神様を扱うように大事にされたのです。
近隣のムラからも、奇跡のような長寿の人がいる、ということで、見学に来ていたそうです。
尋常ではない年齢だったのですね。
現代では、92歳の人はいくらかいますが、現代の平均寿命は約85歳です。
当時は、平均寿命が30歳ですから、92歳といえばその3倍です。
今でいえば……80歳の3倍で、240歳くらいの感覚でしょうか。
70歳だとしても、210歳ですね。
うわぁ! そりゃ神様扱いされるわ~、わかるぅ~、と思いました。
そんな私を見て、神様が「わかるか?」と、笑います。
「わかります!」
60歳を超えたあたりから、それはもう、ものすごーーーーーーーーーく大事にされたそうです。
死ぬまで、本当に誰からも優しくされた、といっていました。
ありがたいありがたい、ありがとうありがとう、という気持ちで過ごし、一生を終え、そのまま神様になっています。
今も、感謝でいっぱいの気持ちのままですから、そのような神様です。
ほんわかとしたあたたかさがあり、思いっきり優しいので、お願いはなんでもオーケーです。
人間のことはすべてわかる、といっていたので、複雑な人間関係の願掛けも大丈夫ですし、もちろん健康長寿を叶えるのは大得意です。
一の鳥居です。
地震で倒れていました。
今は修復されていると思います。
この鳥居をくぐって、
上へと登ります。
神様の優し~~~い感じが、
伝わってくるまろやかな「気」の境内と、
拝殿です。
松におみくじが結ばれていて、なんだか華やかな雰囲気でした。
狛犬も、神様に似ておっとり系です。
葉っぱが邪魔でも気にしていません。
大らかな性質なのです。
境内社ものんびりムードでした。
これは境内の左奥にあった鳥居で、
ここから下に降りて行くと、池がありました。
九州ですが、
雪が積もっていて驚きました。
池のところには2つ、お社がありました。
左奥の鳥居を出たら、神様とコンタクトが途切れたので、あわてて境内に戻りました。
癒やしをたくさんくれる神様です。