読者さんからいただいたメッセージです。
この方はある日の夕焼け空で、雲を縁取っているような虹を見たそうです。
そのような虹を見たのは初めてで、近くにいた友人に言うと……友人にはその虹が見えていなかったそうです。
こちらは別の読者さんです。
家族で戸隠神社に行き、奥社を参拝したあとで、息子さんが「すごい光だったね、稲妻みたいだったね」と言って興奮していたそうです。
親である読者さんとダンナさんには見えなかった、と書かれていました。
生まれながらにして霊感がある人は、意識をしていなくても、見ることが多いです。
でも、霊感を磨くまでは、いつも見えるのではなく、たま~に、です。
今日見えたから、明日も……というわけではないので、コンスタントに見るには修行が必要となります。
逆に言えば、毎回見えていないので、たとえば、それがお子さんだったら、無理に聞かないほうがいいです。
せっかくの能力をつぶすことにもなりかねませんので、本人が自分から口にした時だけ、肯定してあげることがおすすめです。
私には霊感がないから、そのようなものは見えないわ……と思っている方が多いと思いますが、霊感に関係なく、見る時は見ます。
タイミングとか状況とか気温や天候など、いろいろな条件が重なると、ふと、見えることがあるのです。
神仏関係はメッセージでいただいたように、光で見えることが多いです。
虹のような光もそうですし、周囲が明るいと感じるのも光が強く見えているからです。
神様や眷属の存在を光として見るパターンです。
幽霊は人間のように見えたり、半透明に見えたり、次元の違う世界で見えたりといろいろですが、幽霊は姿で見えます。
面白いのは、天狗です。
天狗が人間をからかう時は、人間に変身することが多いのですが、これはもうハッキリ! クッキリ! とした、完璧な人間に見えます。
人間じゃないなんて信じられない、というレベルです。
ただ、天狗のいる山、天狗がいる神域でしか会うことができません。
会った時は普通の人間なのですが、あとから「はて?」と首をかしげるような、何か面白い謎を必ず残してくれています。
朝6時の早朝なのに、手ぶらのスーツ姿で走るように山をおりてきたとか、杖をついた高齢者でちょっとずつしか歩けないのに、険しい山の山頂にいたとかです。
変身した天狗はしゃべるので、会話が変だった、ということもあります。
「どう考えても、あれはおかしい」と、あとから気づくいたずらなのです。
天狗だけは霊感がなくても、条件が揃っていなくても、見えます。
天狗が「ちょっと、からかってやろうかな」と姿を現せば、からかわれている本人が誰であっても、霊感がゼロでも、必ず見えるのです。
天狗がいる山や神域に行く時は、この情報を頭の片隅に置いておくといいです。
からかわれた時に気づきやすいと思います。