岡山に用事があって出かけましたが、運気が低迷していたので、ガックリと落ち込むほどツイていない旅になりました。
立ち直るのに時間がかかる……という、もう本当に運のない出来事もあったりして、暗い気分で落ち込んだまま、飛行機に乗りました。
機体が滑走路に向かって動き始めても、気持ちは暗く……
窓からぼ~っと外を見たら……。
涙が出ました~。
このように、メッセージの幕を持って、あたたかく見送ってもらったことは……
けっこうあちこちの空港に行っていますが、今まで1回もありません。
素敵なお仕事をなさっているなぁ、と思うと、私もいつまでもクヨクヨしていないで気持ちを切り替えよう! と前向きになれました。
一瞬で、です。
そして、また岡山に来よう! と明るく思いました。
しているほうからすれば、もしかしたら、さりげない、小さな優しさなのかもしれませんが、その優しさに救われる人もいるのです。
人は、落ち込んでいても、深く傷ついていても、見た目ではわかりません。
その人の心がどのような状態なのかは、見ただけではわからないのです。
だからこそ、さりげない、小さな優しさはいつも持っていたいと思います。
神社で結婚式をしている幸せそうな花嫁さんでも、もしかしたら、両親に反対されて2人きりの式を寂しく思っているのかもしれません。
「おめでとうございます。末長くお幸せに」
という、このひとことがその花嫁さんを寂しさから救うかもしれないのです。
抱っこひもで赤ちゃんを抱いて、両手に、買い物したものと赤ちゃんのおむつや哺乳瓶などが入った大きな荷物を持ち、よろよろと歩いている人がハンカチを落とした……それを拾ってあげた時に、
「大変だろうけど頑張ってね」とたったひとこと言うだけで、
または「ママは頑張ってるね~」と赤ちゃんに向かって言うだけで、
もしかしたら、育児ノイローゼになりかかっているその人の心は、羽がはえたように軽くなるかもしれません。
1000人のうち999人がなんとも思わなくても、救われる人が1人でもいるのなら……
小さくてもいいから、できるだけ人には優しく接しよう、と改めて思うきっかけをくれた、岡山空港でした。