豊川稲荷東京別院は新型コロナ感染拡大の影響で、かなり前から、一般の人は本殿に参拝ができなくなっています。
奥の院も「終日封鎖」と、ホームページに書かれています。
どうしても本殿に入りたい、という場合は、祈祷をお願いすると本殿に入ることができます。
が、しかし、ほとんどの神社仏閣がそうなのですが、祈祷のお値段が……5,000円からです。
お安くないです。
お守りや福銭などは、境内にある授与所で購入しても、火打ち石でカチカチやってもらえます。
本殿に入れなくても、奥の院に入れなくても、お話をしたことはダキニ天さんに届くシステムになっています。
ですので、無理をして祈祷をしなくても、願掛けはダキニ天さんに届きますし、願掛けに関する説明なども聞いてもらえますし、浄化されたお守りも買えます。
どうしようかと迷いましたが、ダキニ天さんに直接お会いしたかったのと、親戚のお守りを買いに行ったので、そのへんのお願いもしようと思い、祈祷をしました。
祈祷は、メインのお坊さんと、その後ろに5名のお坊さんがいて、太鼓と鐘と磬子(けいす:大きなおりんです)を鳴らしながらのお経です。
お経が独特で、高野山や比叡山、他のお寺で聞くものとは違っているように感じました。
お経が始まると、ダキニ天さんが大きなお姿で出てこられます。
ごりやくありそーっ! と思わず拝んでしまう、そのような笑みを浮かべたお顔です。
笑みを浮かべたお顔というのは、ニッコリした優しい笑顔ではなく、クールな笑み……あ、いや、ちょっと違いますね、えっと……。
表現が難しいです。
ごく普通に優しい感じ、ニコニコした感じではありません。
たとえて言えば、頼ってきたのなら仕方がない、なんとかしてやろう、という雰囲気で、望みはなんだ? と聞いてくれている……そこでフッと笑みを浮かべた……
というような、「すべてをわかっている」というお顔です。
で!
一番驚いたのは眷属です。
お経のあいだ、ずっと、跳び交っているのです。
くぅ~、これも説明が難しいのですが……。
ダキニ天さん登場と同時に、眷属が50体くらい、ダキニ天さんが乗っているキツネの周りを囲んで、一緒に出てきます。
ダキニ天さんは大きく正面の上の空間にいます。
ダキニ天さんは動きません。
50体いる眷属のうち、20体くらいはそこから、空中を、放物線を描くようにして、お堂内をあちこちに跳ぶのです。
各自、それぞれ違う方向に。
ダキニ天さんの足元にいた眷属がぴょ~んと放物線を描くようにして跳んで私の隣に着地し、そこからまた、ぴょ~んと跳んで、お坊さんの横に着地する、といった感じです。
ぴょ~んぴょ~んと20体くらいが、あちこちに法則なく跳び交うので、非常ににぎやかで、活気があります。
パフォーマンスを見ているようでした。
ダキニ天さんは大きな運を与える方法も独特なので(そのお話は→こちらです)、普通の仏様とは違います。
眷属のこの動きにも何か意味があるのでしょうが、わかりませんでした。
お経の途中で、名前を呼ばれたら、内陣のほうに案内されます。
パフォーマンスを「ほおぉ~」と楽しんで見ていたら、名前を呼ばれました。
席を立ち、内陣でダキニ天さんを間近で拝ませてもらって、そのまま後方から本殿を出ます。
本殿を出たら戻れないので、直接お話をしたい方は、呼ばれる前までにたっぷりしておいたほうがいいです。
あれ? もう戻れないんだ~、うわぁ、お礼も言ってないわぁ、と私のようになります。
前向きになりたい、「魔」から守ってもらいたい、という時に、どの系列の神社のおふだがいいのかがわかります。
8月3日発売です。
メッセージに個人的な返信は差し上げておりません~。
こちらに詳細を書いておりますので →コチラ 何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。