玄宗の時代に、青龍寺と並ぶ二大密教寺院だった「大興善寺」です。
道路をはさんだ門の向かいに大きな五鈷杵がありました。
五鈷杵は密教の象徴ですね。
向こうに見えている「光明佛具店」が普通に理解できるので、漢字ってすごいなと思いました。
門を入ったところです。
中には布袋さん(弥勒菩薩)と、
四天王像がありました。
この大興善寺も荒廃していたそうですが、近代になって復興されたということです。
なので、仏像も新しいものが多かったです。
多聞天さん、傘を持っていますね。
さらに奥へ行くと、
「大雄宝殿」があります。
本堂です。
中にはご本尊として、5体の仏像が安置されていました。
左から順に、宝生(ほうしょう)如来、阿弥陀如来、大日如来、不空成就如来、阿閦(あしゅく)如来です。
左右の壁にはこのように、仏像が並べられています。
優しい感じの摩利支天像もありました。
護摩焚きはしていないみたいでした。
私をはじめ観光客が、お坊さんの目の前で写真を撮りまくっていたのですが、何も言われませんでした。
中国も仏様を写真に撮ることは問題ないみたいです。(台湾もそうでした)
大黒天堂です。
日本の大黒天そのままですね。
こちらは三面不動尊です。
境内は広くて、
お堂があちこちにありました。
お願いをしている人もいました。
お地蔵さんです。
我ながら、ナイスな写真ですね~。
たくさんの鳩が、
屋根にたどりつく手前だったのです。
ここに空海さんのことが説明されているパネルがありました。
仏像は、基本金ぴかで、何かに乗っているものが多かったです。
こちらは象に乗っています。
お堂の壁にはこれまた金ぴかの、
像が左右に並んでいました。
よく見ると若干怖い……という像が多かったです。
ここにご紹介しているのは、ほんの一部です。
まわるところがたくさんあって、密教に詳しければいろいろと楽しめるお寺のように思いました。
空海さんはここにも降りてこられ、「面白いだろう?」と言い、さらに、
「密教を学ぶか?」と冗談っぽく笑っていました。
「いえいえ、今からではもう無理です、難しいし~。しんどいし」と言うと、朗らかに笑っていました。
現代と昔の信仰の違いなどもお話してくれて、社会が変わってきているという話題になりました。
空海さんは、今の時代は、〝宗教〟に入らなくてもいい、仏教徒にならなくていい、と言います。
仏様にご縁をもらうだけでもかまわない、遠慮せずにご縁をもらいなさい、という方針になっているのです。
人々の意識が変わってきているので、宗教を超えた感覚で、好きな仏様と会って、ご縁や恩恵をいただけばよい、とのことです。
空海さんのお話を聞いて、仏教が身近になることで救われる人が多くいるのだろうな、と思いました。
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