前回、境内社に神様が「いる」場合、2つのタイプに分かれると書きました。
まずは、境内社に神様がずっと鎮座している、というタイプの説明です。
このタイプの神様(来ているのは眷属でも〝境内社のご祭神〟ということで、神様とお呼びします)は、
勧請もとの神社の代表である、
勧請もとの神社の「ご祭神の代理である」という意識が強いです。
たとえば、静岡県の来宮神社には「三峯社」という末社があり、ここには実際に、三峯神社から眷属が来ています。(『あなたにいま必要な神様が見つかる本』に詳細を書いています)
この眷属は、本殿には行かず、ずっと境内社にいます。
三峯神社のご祭神の代理としてここにいる、という意識を持っています。
勧請もとの三峯神社との絆がとても強く、いるところは来宮神社ですが、出張で来ている、といった感じです。
ニュアンス的には、海外赴任のほうが近いかもしれません。
所属はあくまでも三峯神社であり、親分は三峯神社のご祭神なのです。
他の神社の境内にあるお社ですが、このように独立性を保っているのが、「勧請もとから来た神様(眷属)がずっとお社に鎮座している境内社」です。
この境内社がありがたいのは、わざわざ本家の神社まで行かなくてもいい、ということです。
三峯神社は関東の山の中のあります。
簡単に行けるところではありません。
けれど、来宮神社から徒歩10分の近所に住む人は、10分で三峯神社の眷属に会えるのです。
会えるだけでなく、もちろん願掛けも「三峯神社」にすることになります。
願掛けは、境内社にいる眷属が叶えられれば、眷属が叶えてくれます。
ちょっと難しいという願掛けや、三峯神社のご祭神に、または眷属のトップであるオンガさんに判断を仰がなくてはいけない、というものは、三峯神社に持っていきます。
じゃあ、わざわざ三峯神社に行かなくても境内社でいっか、と思われるかもしれませんが、浴びられるご神気や、いただける波動、恩恵などが、本家の神社とはまったく違います。
本家の神社にはご祭神をはじめ、多くの眷属がいますが、境内社はその眷属が1体だけだからです。
けれど、三峯神社までは遠くて行けないという方にとっては、境内社にいる眷属を通じて三峯神社とご縁ができますし、願掛けもできます。
境内社はこのようにありがたいものです。
独立性が高い境内社はこのような役割をしています。
では、もう一方の境内社はどのような感じなのでしょうか。
※続きます。
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