先日、従妹と電話で話をしていて、外出自粛が話題になりました。
家からまったく出ない生活で、ぷくぷくと太ってしまった私は、「ストレスでつい食べてしまう」とか、そういうことを言っていたのですが、従妹は違っていました。
「せっかくだから、家でできる修行をやりたい」と言うのです。
とりあえず、毎日私が監修したCDを聞いていて、般若心経や真言を覚えている、と言っていました。
本人は何気なくしているようですが、実は、これがすでに立派な修行になっています。
というのは、「籠もる」ことは修行のひとつだからです。
昔は岩屋や洞窟に籠もって、修行をしていました。
もちろん、中に籠もるだけ……そこで寝泊まりするだけで、修行になるのではありません。
念仏を唱えたり、岩に石仏を掘ったり、瞑想をしたり……
「籠もる」プラス、「何かをする」ことで、そこではじめて修行になるわけです。
岩屋や洞窟の中は、岩でゴツゴツしていますし、春のこの時期でも夜はシンシンと冷えて寒いし、暗いし、ず~っと孤独です。
それに比べ、家の中はぬくぬくで快適、お布団もあるし、お風呂にも入れるし、テレビもあって、美味しいものも食べられます。
それは修行とは言わないのでは? と思われるかもしれませんが、「籠もる」ことに変わりはありません。
外界との接触を断つ、ということは修行なのです。
ただ、岩屋や洞窟に籠もるほど、高度な修行ではない、というだけです。
家の中に籠もった状態で、従妹のように般若心経や真言を「覚える」もしくは、般若心経や真言を「唱える」ということは立派な修行なのです。
ですから、「ちょっと修行をしてみようかな?」という方には、このプチ修行はおすすめです。
繰り返しますが、ポイントは「籠もる」プラス「何かをする」です。
ですから、お経関係が苦手な方は、仏画を描くのもいいですし、瞑想もいいと思います。
籠もっているこの時期に、お風呂で水を浴びることも修行になります。
小さな修行は続けることが大事ですから、外出自粛要請が終了するまで、ちょこちょこっと頑張ってみるのもいいかもしれません。
4月22日発売です。
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