この日は、天気予報では雨でした。
前日の夜の予報でも、当日早朝の予報でも、「午前中は冷たい雨」だったのに、驚くことにスカーッと快晴になったのです。
那智の滝に向かって運転している時に、快晴の青空を見て、またまた感激して涙が出ました。
澄み切ったブルーの、爽やかな空の下で、大好きな神様に会いに行っている私は、本当に幸せだなぁ、と思ったのです。
飛瀧神社に到着したのは、朝の8時頃でした。
朝日を浴びて、ますます気持ちの良い境内となっています。
滝へは、この鳥居をくぐって、下っていきます。
うわぁ!
参拝客が誰もいません。
あっ! 滝が見えてきました!
ここからの私は「神様~!!!」と興奮状態になっています。
参拝客は、私以外1人だけです。
ここから写真を撮りつつも、早く舞台のほうへ行きたいっ! と気持ちは急(せ)いています。
拝観料を払って、中に入り……このへんで1枚撮っとく? と思いましたが、一刻も早く舞台に行きたいので、歩きながらシャッターを押しています。
これもですね。
早くそばに行きたい気持ちが現れている写真ですね~。
舞台に行く途中で、参拝を終えたご夫婦2人とすれちがいましたが、そのほかに参拝客はいませんでした。
その後は私だけの空間となり、なんと、30分以上1人でした。
そうか、早朝は狙い目なんだ~、と知りました。
青い空が美しいです。
滝の起点です。
これは滝のほうから見た参道です。
帰りはここを登っていきます。
ご神気が満ちあふれていて、すがすがしく、心地良い参道です。
滝の神様に悩みの相談をすると、「お前はどう言ってほしいのか?」と聞かれました。
ああでもない、こうでもないと悩んでいた私ですが、その質問にハッとしました。
「あの? 神様? それって、私の心は、もう決まっているということですか?」
神様にこう言ってほしいと思っている……ということは、私の心はすでにそのような方向で決まりつつあるということです。
神様は、「決まっているように見える」とハッキリ言います。
へぇ~!
不思議ですね。
私自身はすごく悩んでいたのに、神様から見たら、心はほぼ決まっているように見えていたのです。
言われてみれば、たしかに私はその方向で考えていました。
熊野の3柱の神様とお話をして、自分でもあれこれ考えて、熊野に滞在している間に、悩みはなくなりました。
根が小心ですから、それでもちょっぴりネガティブに考えていたら、「心配ない」とも言われました。
ああ、そうだった……
神様を信じて、あとは一生懸命に、真心を持って生きていけば、それでいいのだ……
と改めて悟ったら、涙がぽろぽろとこぼれました。
信仰を持っていて本当に良かった、と心の底の底から思ったのです。
熊野に行くと、心身ともにリラックスして、たくさんの癒やしをもらえます。
熊野地方の温泉はパワーがありますから、温泉につかるだけでも回復効果があります。
素晴らしい聖地なのです。
あ、ちなみに、私の悩みは病気になったとかじゃなくて、ストレスの蓄積です。
ご心配して下さった読者の方、ありがとうございます。
というわけで、久しぶりの「私個人の熊野三山」参拝のご報告でした。