今、中国は大変なことになっていますね。
私が先月行ったのは西安市というところなのですが、そのホテルでの出来事です。
先日書いた、「意識を置く場所」の例として、ちょっとお伝えしておこうと思います。
西安のそのホテルには5泊しました。
1日目は何も問題なかったのですが、2日目の夜遅く、女性の叫び声が聞こえてきました。
複数の女性が叫んでいるのです。
それは、「きゃ~」という恐怖で発したような叫び、ビックリしたような軽い叫び声ではなく、
「ぎゃー!」という……断末魔の叫び……のような、重たく苦しそうな声でした。
なんだろう? と思いましたが、ヘタにかかわって怖いことになっても困るので、無視しました。
3日目も同じく複数の女性が「ぎゃー!」と叫んでいたのですが、この日は女性のあとで、男性の叫び声も複数聞こえてきました。
男性も同じように断末魔の叫び声なのです。
これは……いったい? と、チラッと一瞬思いましたが、すぐに打ち消して、完全無視をしました。
4日目は、叫び声はまったく聞こえてこず……二胡? でしょうか。
優雅な宮廷音楽が聞こえてきました。
そのホテルの近くに、昔の宮殿の遺跡公園があるのはマップで見ていましたが、歴史的なことがよくわからないので、行く予定はありませんでした。
翌日、調べてみたら、昔は本当にすぐそばに、唐王朝の政治の中枢だった、ものすごく大きな宮殿があったのです。(現在、建物は何も残っていません)
もしかしたらホテルの場所は、昔は宮殿の内側だったのかもしれません。
宮殿の外側だったとしても、すぐ外側、という位置ですから、何か関連の建物が建っていたのかもしれないです。
〝その当時〟のホテルの敷地には、非常にドロドロした暗いものが充満しており、それとは別に雅な優越感みたいなものもありました。
どうしてそこと繋がったのかと言いますと、現地にいた私の意識の中では「西安市」というよりも、その街は「唐の長安」だったのです。
常に、〝長安にいる私〟という意識がありました。
空海さんがいた時のことを深く考えていましたから、それで繋がったのだろうと思います。
なぜ、1日目は叫び声が聞こえなかったのかと言いますと、ホテルに着いたのが20時少しすぎで、その直後に元夫から電話があり、1時間30分も会話をしました。
それからバタバタと食事をして、あわててお風呂に入って、ブログを書いて……「急いで寝なきゃ~」とベッドにもぐりこんだのです。
その時の頭の中は、元夫の話がグルグルと回っていました。(笑)
最終日の5日目の夜は、意識を合わせないようにしたら、何も聞こえませんでした。
このように、意識をどこに置くのかということは、特に過去に何かがあったような場所では、けっこう大切なことになります。