中国の市内中心部はとても華やかです。
道路は広いし、キレイなお店がずら〜っと並んでいて、近代的で、高層ビルが林立しています。
洗練されているな〜と思います。
中国って、どこも今はこんな感じなのかな、と思っていたら……そうではありませんでした。
ほんの少し中心部から離れると、全然違った印象になります。
今日もバスで郊外まで行きました。
都会からちょっと離れただけで、建物も人々も庶民っぽい感じになります。
ちなみに売っていたのは、皮が白いザクロです。(下の写真を拡大するとわかりやすいです)
別のところで売っていたのを撮りました。
郊外の観光地では、バスに乗っている乗客に、このザクロを売り込んでいたおばちゃんがいました。
バスの窓の下まで行って、本当に一生懸命に売っていて(見ていて、その一生懸命さが伝わってくるのです)、頑張って働いていらっしゃるなぁ……と思いました。
こちらもおばちゃんです。
止まってるのではなく、原付で走っています。
私が乗っていたバスにブーブーとクラクションを鳴らされて、横によけて走っているのです。
行商にいくのでしょうか。
かなり高齢でしたが、頑張って働いておられるな〜と思いました。
郊外へ行くときに、貧しい町をいくつも見ましたし、地域によって貧富の差がかなりある、ということに気づきました。
で、郊外から戻ってきて、市内の史蹟公園をぶらっと見学しました。
マップを見ると、ここから出たらホテルへの近道になる、というところがあって、誰もそんなところから出ていませんでしたが、出てみました。
するとですね、細い道を通ってここにきました。
う〜。
ここは通ってはいけないところでは……と思いつつ、歩きます。
廃墟なのね、と思っていたら、女性が普通に入っていきました。
よ〜く見ると、何軒か入居してるんですね。
入居していないところは窓ガラスがなく、なんだかすごいアパートです。
歩いていたら、少しずつ金銭的に余裕のあるようなエリアになっていき……
最終的にここの通りに出ました。
新幹線の一等席に乗っていた人は、ピシッとスーツを着ていたり、女性もファッショナブルなお洋服を着ていました。
ザクロを売っていたおばちゃんや行商のおばちゃんとは全然違っていました。
今日のバスでは、行きの車掌さんは女性で、とても親切でした。
私の周囲の乗客に、一緒に降りたら(観光施設の)エントランスまで連れていってあげて、中国語がわからないみたいだから、とお願いをしてくれたのです。
たまたま英語を話せる女性が近くにいて、エントランスまで案内をしてくれました。(10分ほど歩きました)
帰りのバスの車掌さんも女性でしたが、9元のお金を払う時に10元札を出したら、お釣りを探すふりをして……そのまま前のほうへいき、戻ってきませんでした。
いろいろな体験をして、いろんな人を見て、人間とはどう生きるべきなのか……を、考えさせられます。
今日、乗ったバスは、高速道路を少し走行する、高速バスです。
1時間20分ほど乗ったのですが……前述しましたように、運賃は驚くことに、9元でした。
日本円で、150円しないのです。
市内路線バスは、どこまで乗っても一律、2元です。
日本円で、約30円です。
どうしてこんなに安いのかな、社会主義だから? と思っていたのですが、今日、貧民街を歩いて気づきました。
安くしなければ乗れない人がいるんだなぁ、と。
なるほど〜、と思いました。
なんだかすごく勉強になります。
世界は広いので、できればあちこちに行って、いろんなものをこの目で見てみたい……と思いました。
明日、帰国です。
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